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我がロイヤルウエディングは来世へ持ち越し当確。そん時はみんな参列してくれよな(👈悟空)!

バブった良い香りの思い出話

物心ついた時から香水を身近に感じながら育ちました。子供の頃、小学校から徒歩で帰って来て我が家のそばまで歩いてくると、母が愛用していた香りが漂ってくるのを察知したほど。はい、明らかにつけすぎで今日では香害と糾弾されそうです。とにかくそんな環境下で育ちました。今でもそれなしでは到底生きていけない!と思うほどに香水やアロマが大好き。悲喜こもごも、香りにまつわるエピソードにも事欠きません。

さて当時、小学校でのとある授業参観日の事。見るからにTHE・おふくろさん!みたいな肝っ玉系ドッシリ安定感のある保護者の面々には子供心にゲンナリするわれわれ、その手の児童には思いっきり”前向いてろ!”とガンを飛ばす母親連中。

そこに後ろからふわーっと良い香りが漂ってくるではありませんか。それは甘ーく重ーく濃ゆーい、THE・バブリシャスな香り…!幼児と大差ない児童ながらも我らの間にどよめきが(それに対し、手話までつけて怒りの牽制をする該当児童の母親たち)。

当時ひときわ若く、ひときわ美しかった、ある男の子のお母さんが遅れて教室の端に現れたのです。彼女がつけていた香水が漂っていたのですが、その美しさとあいまって児童数名、完全に骨抜き状態(笑)。

わたくしなど授業が終わって即座に、実母のもとでなくその男の子のお母さんの至近距離へとおもむろに接近し”あ、絶対このお母さんだ!わたしの鼻に間違いないね!”と捜査一課ベテラン刑事よろしく裏を取りました。

…ところが子が子なら母も母。わたしの背後から『こんにちはー♪あーんなんていい香りなのー!』と母が後ろからそのお母さんへ話しかけ、わいわいと香水談義の立ち話からお茶の約束まで取りつけ満足げに小学校を後にしたのです。

その後、我が家で”これぞバブったいい女の香り”認定された香水を実際に自分でもつけてみたりもしましたが、相変わらず良い香り…ながらも、やっぱりあの教室での感動は超えられそうにはないのです。

香りって記憶や思い出に直結しています。だからおいそれと他人とはかぶりたくないものでもあります(これがなかなか難しいのだけど…!)。

そろそろ何か新しい香りを見つけて、新しく良い事があるといいなぁ。