SO WHATブログ

我がロイヤルウエディングは来世へ持ち越し当確。そん時はみんな参列してくれよな(👈悟空)!

待ってましたSALE期間、さてどこで誰から買うか?

長らくお待ちかね、夏のSALEが到来\(^o^)/

先月頭にデパート内の好きなお店へ立ち寄った際、さんざん試着をした後でふと思ったのです。”あれ…?もうすぐセールじゃなかったっけ…?”と。

試着室から顔を出し、事もあろうに『アノー…これってセールになりますか?』と店員さんに尋ねるという暴挙に出ました。またその店員さんも販売員さんの鑑の紳士で、一度レジ横のPCを見た後『ええ、対象ですね。30%オフの予定となります』とささやいてくださるではありませんか。

『えっと…あの…その…今日買って帰りたいのはやまやまなんですけども…絶対わたしセール初日に来ますので、その時に必ず他のアイテムと一緒にまとめてドドンと買いますからっ!』とにこやかに宣言、何も買わずお店を後にしたわたし…もれなくそのお店のブラックリスト入りは確実かと…。本当にセール行きますからね!

…と、前置きが長くなりましたがとにかく嬉しいセール期間中です。週末ごとにセールだから、という言い訳でお買い物やら下見やらへいそいそと出かける日々。お目当ての割とお値段張るものから見て回り、いわゆるファストファッションもざーっと流すのが定番コースです。

先日はデパートを一回りした帰りがけ、その近くにある時々立ち寄ってみる某海外ファストファッション店をのぞいてみることに。デパートではさほど戦利品がなかったので、ここに何かないかなー…おっと!ワンシーズン限り・どうせ本気で泳ぐわけではないプールサイド用の水着がお菓子みたいな値段だよ!わたしのサイズ…あったー!これ奇跡ー!買うでしょ!と上機嫌でレジへと持って行きました。

がらっがらのレジにはワンレンロング黒髪・もろアーリー90’sリバイバルの現代における浅野温子、はたまた北米、たぶん西海岸カブレ(失礼)の若者店員が1名。ちぎれた(あ、ダメージ加工されたと称すべき?)うっすい色のデニムオンデニム:上はベスト(え、これもノースリーブって称すべき?←しつこい)・下は短パンを着用の、往年のBON JOVIか、はたまたうっかりするとスギちゃんになってしまいそうなとっぽさスレスレのいでたち。

さてここで問題です。『サイズ合ってますかぁ?水着の返品交換は受け付けておりませーん』などとお決まりのマニュアル対応を口にしながら、彼女は何をしたでしょうか?

正解を発表いたします。わたしが、今ここで購入しようとしている、少なくとも彼女がどのような雇用形態であろうと雇用されている会社の商品…のハンガーをノールックで後ろのハンガーの墓場のような箱に後ろ手でシュルシュルと投げたのですよ………(まてまてまて!まさかスタンド使い(©荒木飛呂彦先生)か!?はたまた(ラグ)ビー部出身か?!)。そして、事もあろうにハンガーを外した後、まさしく今ちょうどわたしがお金を払おうとしている水着自体もボン!と音がするほどカウンターに叩きつけるように置いたのですよ………。

財布からお金を出す手が止まり、無意識のうちにわたしは浅野温子な若者へ言いました。

『あのさー、どうして自分のところの製品をそうやって投げるわけ?投げない方がいいよ』

キョトンとした浅野温子(仮名)、わたしの上半身を眺めた直後、一瞬の間を置いて『さーせん』。ああ、彼女なりにわたしの身なりから年齢&戦闘力をささっとチェックしたんだろうなぁ。てか謝らなくていいからさ、ちゃんとしてくれよ…お願いだから気分良く過ごしていた他人を不快にさせないでくれよ…←仕事の場面においても心の叫び・常套句!

そのまま水着を購入したわけなのですが、せっかく上機嫌で手に取った掘り出し物もケチがついたような気になるものです。っとに腹立つなーあのガキャーよー。

ところがレジを終えて外へ出ようとした時、他の若者店員の様子もまるで浅野温子(仮名)と同じだった事に気付いたのです。商品のかかった棚を整理するK-POPカブレな色白男子店員が、店内の客に対して挨拶するわけでもなく無表情でハンガーを投げ、不要なハンガーが満載になったラックを足で(!!)蹴って横へスライドさせながら移動。

おいおい…海外から来たファストファッションってどこもこうなの?!イニシャルZじゃなくてFでもなくてHだよH!!!それともこの店舗だけこの有様なワケッ?!?

…決してそうではないはず。現に同じ海外ファストファッションと呼ばれている他社・Zで働く販売員さんで、毎回その方がお店にいるたびに思わず感激するような接客をするかたもいらっしゃるのですから。

初めてその方の接客を受けたのは数年前、たまたまリニューアルしていた店舗へふらっと足を踏み入れた時でした。普段わたしは接客される事を一切好まないのですが、あまりにも自然に笑顔で挨拶をされ、何よりもその方が自分の会社の製品をまるで高級メゾンのように大切に扱い、かつそれらを心から愛している事がものっすごーく伝わってきたのです。

『それでは選んでくださったこちらにしますね』と、確か5千円でお釣りがくるようなお値打ち品をわたしが購入する時も、その商品を大切に両手で受け渡しをして、こんなに気分良くお買い物をしたのはそれこそ某有名高級メゾンの路面店で清水ダイブした時以来かも…!と大感激、家族や親友にも即座に電話で報告したほど。

その後、他の大きな店舗でも彼をお見かけすることがたびたびあり、そのたびに誰に対しても丁寧な受けこたえをされていて遠目からでも感激したものです。ちょうど親友もいた時などは一緒にアドバイスを受け『以前あなたの接客に感動したんですよ』と直接お伝えして”これほどのプロフェッショナルな販売員さんがいるなんて!彼はZ社の宝だね!”なんてその場で親友と話していた事もあったので、前述のH社には激しく失望。

そりゃあ日本進出第一号店・銀座の店舗もなくなるわけだよね。プロ意識のかけらもない若者らを雇ってるぐらいだもの。若者バイトだから仕方ない?いやいやお金を頂く以上はたとえアルバイトだろうと自分がそこの会社の看板しょってるんだって肝に銘じないといけないと思うのですよ。ましてや接客業ときたら、即それが客に伝わってしまうのに。

件の浅野温子似の若者、あなたがおそらく意識しているであろう北米。かの地で働く販売員さんたちはもっと気合入っているよ。たとえハイスクールのパートタイマーで若かろうとも、フレンドリーながらびしっとしたプロフェッショナル意識がある。そして着こなしも皆凄く個性的でファッショナブル。少なくともコメディアンを連想させるような着こなしはしていないですね、残念だけど。