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我がロイヤルウエディングは来世へ持ち越し当確。そん時はみんな参列してくれよな(👈悟空)!

モテる男はつらいよ

三連休後のだるだる出勤後、比類なきモテ無双の友人から某エアライン機内におけるCA渾身のガッつき総当たり戦報告をランチ中に受け、思わず手にしていたレンゲを盛大な音と共にテーブルに落下させてしまったAround40・純正独身者です。ごきげんよう

えー友人がガッついたのではないのです。きわめてレアパターンですが逆なのですね。彼は1度のフライトにつき多い時で3人(!)、どんなに少なくとも毎回1人はCAから自己紹介…という名の爆裂アプローチを受けまくる空の覇者。

彼から披露される機内での巧妙なアプローチの数々ときたら…ちょっと航空会社ってコンプライアンスの概念とか一体どうなってんの!?!と社内教育を疑うほどの凄まじさ。もうバカバカしくて決して安くない飛行機乗る気も失せてきますよ。個人的には同じ女性として、こうもスキルと自信が違うのね!そりゃあこちとら万年独り者なわけだわ…と感心する事しきりでもあるのですが、外資系エアラインは年齢を重ねていたり男性のCAもお見受けするものの、ここ島国におけるCAときたら若くて美人(ふうの雰囲気、な方も時として散見されますが…)がデフォルト。どのみち彼女たちに長年のファンタジーを抱かれる諸兄におかれましては涙を禁じえない現実でもありましょう。

…友人に話を戻します。陸…というか街中でも三歩歩けばUnder30のコムスメがわらわら寄って来て、海をはじめとした水辺でもAround50のマダムがどこからともなく現れる…という、ヤツは陸・海・空を制圧した感すら漂う覇王ではなかろうか…と近頃は思う次第。

しかし、彼は単なるナイスガイなだけではございません。その辛らつさ…というよりえげつなさに辟易した同胞独身諸兄の大半が没交渉状態でありましょう、わたくしどもアラフォー純正独身女とも終始気楽にお茶していられるような悪代官であり策士(あ、ついうっかり本音が!笑)。

よってこちらに対して何の遠慮もなく、あくまでも事実に基づく仰天エピソードが日々語られております。彼が我らアラフォー女どもに”誰か聞いてくれ!”と、ありのままのお話を語るのにはわけがあるようで。

それは同性、つまり男性からの嫉妬がうっとうしくて、話す相手を慎重に選んでいるのだとか。自慢話ととらえられてしまうのでしょうね。

古今東西、モテる男性は洋の東西問わず崇拝対象かとばかり思っていたわたしには驚きのドロドロっぷり。今時のモテ男は英雄だと崇められるわけではないのですねぇ…そりゃあ気遣うことなくワーキャー言いまくることができて、エッジの効いたコメントも涼しい顔してブッ込んでくるAround40は話し相手としては適任でありましょう(かのSex And The Cityにおける、キャリーにとってのスタンフォードといったところでしょうか?決してキャリーが激モテとは思いませんが、立ち位置的に。しっかし男女逆転してるよ!あーんど我らアラフォー、スタンフォードと違って嗜好はストレート、念の為)。

男の嫉妬、エピソードの一部を耳にしただけですが、それはそれはなんとまぁ。わたしの想像を超越したものがございました。”男前=頭ん中お花畑!”みたいな扱いはこの21世紀でも健在だったとは。男性はメイクできないからもともとの造作が大きくものを言いますし、そんな本人にはどうしようもできない事にイチイチやきもち焼かなくたっていいのにねぇ…。とアバウトな性格のわたしなんかは思うのですが。この時ばかりはメイクでカモフラージュできる女でよかった…!わが胸をなでおろした瞬間でした。

仕事面でも”なぜあいつばかり良い目に…”、”あいつは見た目で得してる、俺に比べたらたいしたことないのに顔だけのヤツ!”、”クライアントの窓口が女だ?ああ、あいつなら仕事取れるよな”など古典的な陰口をあからさまに叩かれまくったり。慣れたものなのか超然と『ああ、そうそう!言わせてあげて』とほほ笑む突き抜けたモテ覇王ですらこの有様。唖然。

もちろん職種・環境・なによりも人間性などによっても大いに左右されますので、やたらめったら男性陣が嫉妬地獄なのだ、と申すつもりなど毛頭ありません。

ただ女の集団というイメージから”女の世界は怖えーよ!”とか”うっわー女子校育ち!”だとか、そんな事ばかり男性から耳にしがちなもので、いやいやYOUたちのハードコアさも結構なものだわよ…と思わず笑ってしまいます。

男女問わずカワイイやきもちならある程度までは許せますが(※注:臨界点は人によるので注意されたし)、嫉妬・ねたみひがみそねみの類は各々のメンタリティの問題ですので、救いようがないですから。

人間、見た目だけでジャッジされて得するのはごく一部の限られた人種だと思うのです。身近なモテる一般人をひがんでるヒマがあったら、自分も楽しい話術でも磨けばいいじゃん!つーか黙ってコツコツ仕事して極めてよ!と内心思いつつ”男らしさって…幻なのかもネ…”と力なく微笑せざるをえない今日この頃なのでした。