SO WHATブログ

我がロイヤルウエディングは来世へ持ち越し当確。そん時はみんな参列してくれよな(👈悟空)!

あの会社ときたらこの話なんだわ(執念深い蠍座なめたらあきまへんで)!

まだもうちょい続きそうな出雲旅行記UPの合間、まさしくBreaking News:

headlines.yahoo.co.jp

今なされている報道のどこまでが真実なのかはわかりませんが、10億を5億ねぇ。へーぇ。

心の底からどうでもいいSUPER他人事ではあるのですが、大昔こちらの会社には私憤があったのです(※執念深さには定評のある蠍座につきあしからず!)。

その経験のおかげで現在の自分、そして仕事、日々の生活につながっているのだと思えば、横浜方面へ感謝と共に頭を下げたい気持ちではあるのでここに披露いたします。

当時わたしは、働いていた職場の経営が傾いてしまい、あえなく次の仕事を探す事となりました。青天の霹靂だったものの、まずは先立つものを!と、リーマンショック前でもありましたし、取り急ぎ派遣登録にも行ったりしながら、正社員の仕事と同時進行で面接へと出かけていたのです。

そんなある日のこと。渦中の某社でのアシスタント業務のポジションを紹介されました。『募集要項にある英語の件、ネイティブではないのですよ、大丈夫ですか』とエージェントに念押しをし、『最低限の読み書きができれば全く問題ないと先方おっしゃってますよー』との事でいざ面接に。

さて当日。そこにはだいぶお年を召された感漂う男性(人事)と、隣にヨーロッパ系の男性が。あ、確かフランス人が多いんだわ…と思いつつ、にこやかに入室し、普通は挨拶してから着席しますよね?もう、それすら面倒だというそぶりで、ろくな挨拶もなしにわたしの手元に一枚の紙を放ってよこしたのです。←手渡したのではないのですよ(※繰り返しになりますがきわめて執念深い蠍座)!

いろんな意味で大きな疑問符がわたしの頭上に浮かぶ中、それを手に取ると”天声人語”。

『これを今から口頭で英語に訳してください』

?!?!?パードン?!?!?

『…お手元の履歴書にも記しました通り、島国育ちで、当然英語教育も国内だけで受けています。通訳や翻訳経験もありませんし、専門的用語はどうにも…』と丁重かつ誠実にお伝えした若かりし日のわたしに、男性は椅子から腰を浮かせながらため息混じりにこうのたまったのです。

『それであれば時間の無駄です。今すぐお引き取りください』

ええ、もう生涯忘れやしませんよ。金・輪・際!日産(あ、言っちゃったわ!もういいや!)の車だけは買うまいと心に誓った瞬間でもありました。

なお人事の隣にいたフランス人男性、終始携帯から目を上げず。誰でも良かったのでしょうねぇ。

………わたしはその後、生まれて初めてダーダー涙を流しながら白昼、東銀座のビル街を歩きました。今のわたしであれば慇懃無礼に切り返すか、遺憾の意をイヤミたっぷりにお伝えする事もできたかもしれませんが、何せ若かった(カワイイ!←って普通自分で言うかね!)。そしてここまで初対面のひとから謎の言動をされた経験もなく、とにかく物凄くびっくりしたのです。

けれども、イヤミでも皮肉でもなく、心から日産ありがとう。貴様らのクソ人事のおかげで(あ、やっぱりイヤミ込めてた…?)、わたしは次に向かった面接に関係するエージェントをはじめ、実際面接で出会ったひとたち&入った会社が間違いなく人生のターニングポイントとなったのですから。

…もちろん、わたしが出くわしたのは巨大な組織のうち、たった2名ぽっちの方々ではあります。ただ、その2名の印象で、何年経っても彼らの企業イメージを手放しでいいなぁ、素敵だなぁとは思えずに今日に至る。

社員の方々が一所懸命誠実に働いていらっしゃるであろうことも重々存じております。ゆえに昨夜からの報道も”現場で車を売っているセールスの方とか、整備の方たちはとても気の毒だなぁ…”と。

事実がどのぐらい明るみに出てくるのか庶民にはわかりかねますが、毎日がんばって働いている社員のひとたちがちょっとでも元気を出して、日々の仕事ぶりが報われればいいのにね、とニュースを見ながら柄にもなく考えていたのでした。