SO WHATブログ

我がロイヤルウエディングは来世へ持ち越し当確。そん時はみんな参列してくれよな(👈悟空)!

嬉しい以心伝心♡※異性ネタではないがあしからず\(^o^)/

年末のある日。とある経済界のニュースを目にした時、ふと”ああ、Tちゃんは元気かなぁ”と思ったのです。

彼女はちょうど10年ちょっと前、わたしのお隣の席に着任した元同僚。

何の因果か、まだコムスメ世代だったわたしも貫禄たーっぷり!のおっかなーい皆様方に挟まれる形で、彼女を採用する際の面接官を仰せつかったのでした。

そんな面接という初対面でも普通にお話したり(※時効だから言えますが仮にも面接官だったわたしは、入室後『さ、ここはハーフタイムです!リラックスしてざっくばらんにご自身のお話をしてくださーい!』とカマした程、面接っぽさなど皆無であった記憶が!笑)、一緒に働く前から彼女の人となりを知っている気持ちでいました。

…いざ働き始めてからも、わたしよりいくばくか年上の彼女にはご主人もいらして、その熾烈かつガテンな某業界には貴重すぎる終始ほがらかで、とにかく優しい心の持ち主だった。

かたや…こちらときたら…恥をしのんで告白いたしますと、アラサーにさしかかる頃で生意気盛りもいいところ。現在の100倍以上は戦闘力があったのでは(スカウタ―(©ドラゴンボール)が瞬時にぶっ壊れるレベルね!)。この楽しい日々が永遠に続くのかもしれない…と半ば本気で信じていたほど、連日連夜アフター6の予定のためだけにオフィスを日々9センチヒールでシャナリシャナリ闊歩していたようなコムスメっぷり。いやー目も当てられませんわ。

当時は結構忙しい職場で、限られた時間で効率よく仕事をこなさねばならなかった…だというのに、やれこの前の合コンに現れた男がひどすぎるだの、やれ好きなひとが振り向いてくれないから腹立つだの…ヤンヤヤンヤと朝な夕な隣の席の彼女に訴え続けたわたしに、彼女は『そういう素直なかわいい所を見てくれる人がいるから大丈夫よ』と優しくしてくれていたのです。もし現在のわたしが彼女だったら、後頭部ひっぱたいて黙らせてるね間違いなく…。

お互いに当時の職場を離れた後も時折連絡を取っていましたが、彼女は数年前からご主人の仕事の都合で海外へ引っ越して行って、なかなか頻繁には近況を話せずにいました。

それでふと”元気にやってるかなぁ”と思いながら、なかなかチェックしないメールを開いてみたら!そこには彼女からのメールが!!

ざっくり内容はこうです:

  • アラフォーちゃんが夢に出てきたからメールしました、昔と一緒で元気でかわいかったよ
  • 某国(なかなか足を運ぶ機会がない熱帯の国です)でパートを始めたよ
  • 日本人と交流は最小限だけど、現地のひととは気が合うみたい
  • ひとりで露店でお酒飲んだり、その国の衣装をオーダーしたり楽しんでいるよ

…とありました。彼女が日本人の姿は稀な熱帯の某国で、地元のひとたちに違和感なく混ざってゆったりかの地のお酒を飲みながら、くつろいで笑っている姿がわたしにはありありと思い浮かんで。メールを読みながら泣いてしまいました。

日本にいる頃、血で血を洗うとも言われていた(!)アグレッシブな環境下で、いつも誰にでも優しかったTちゃん。わたしが上司とモメた時は帰り道にレバ刺し(※注:当時はまだ食べられた大好物)をさりげなくごちそうしてくれたり、わたしは彼女の優しさに甘えっぱなしだったのです。

けれども、何の恩返しもできないまま月日だけが流れてしまったような気がして、だというのにわたしが現在、年下の子にそこまで優しくできているかと言えば…残念ながら見事に否。

年齢を重ねるごとに”やっぱり彼女にはかなわないなー”と思っていたら、嬉しい以心伝心とはこのこと!

おまけにあれほど好き勝手ワガママ放題していたコムスメにも”そのストレートさがいいとこなんだよね”と。←まーた見事に甘やかされてますね!笑

彼女が異国の地で現地のひととうまく暮らしていける理由が、ほんのちょっとわたしにはわかった気がしたのです。何の先入観も偏見もなく、彼女が実際感じ、観た事を基にしてひとと接している。プラス、どこまでも性善説の持ち主なんだなぁ、と。

もちろんコムスメごときに語れない苦労もあることでしょう。けれども、わたしはいかに自分が偏見とまでいかなくても、バイアスかかりまくりの日々を過ごしているのか…とちょっとだけ反省。ちょっとだけど(笑)!

”職場で出会うひとなんて単なる同僚だし!”と近頃ヤサグレがちだったわたしの心に、やさしい灯火がぽっと点いたような嬉しいできごとでした。Tのちゃんありがとね!貴女のおかげだよ!