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我がロイヤルウエディングは来世へ持ち越し当確。そん時はみんな参列してくれよな(👈悟空)!

生牡蠣のせいで歩くマーライオン・地獄の行進

職場での巻き込み事故、大炎上中…。連日阿鼻叫喚沙汰・うらみつらみOL修羅道ブログになりそうですので(実はドッカーン勢いで書き綴ってみた…ものの、思いとどまった次第です…)、小ブレイクを挟みます。

連日この極寒。特に真冬に限らず、毎日お鍋でもいいぐらいお鍋を愛しています。特に牡蠣がドッサリ入ったお鍋が最も好きなのです。

牡蠣はどんな食べ方でもわたしの大好物。カキフライ、牡蠣グラタン、焼き牡蠣に蒸し牡蠣…ええ当然、生牡蠣もイケます。それどころか最も好きな牡蠣の食し方かもしれません。

…が、生牡蠣にあたってしまったつらーい過去を思い出して一瞬フリーズ、”どうか無事でいられますように…!”と、未だそこはかとなくロシアンルーレット気分が漂う。

あんなにもつらい目にどなたも遭われませんよう、祈りを込めてちょっと思い出すだけでもおぞましい記憶をここに披露いたします。ハンカチ用意!←誰も泣きゃーしない\(^o^)/

数年前の今頃、とある日曜の夜。家族の誕生日をお祝いすることになりました。貝殻についたままで生食用として売られていた生牡蠣を、奮発して某デパートで大量購入。時間をあけたりすることなく、きちんと推奨された後処理を行ってから、生のまま思いっきりお腹いっぱいになるまで、おいしく皆で頂きました。

翌日の月曜は普通に出勤。ランチを挟み、午後の仕事をこなして帰宅。普段通りスヤスヤ就寝。

…忘れもいたしません。異変はその後に起こりました。普段は熟睡しているはずの夜更け、珍しく目が覚めたのです。

”あれ?気持ち悪い…肩こりかなぁ…?”(※当時わたしは、嘔吐するほど重度の肩こりに悩んでいたもので…)ネボケまなこで肩こりに効くという必殺のオイルを塗布し、ふたたびベッドへ…。

いやいやいや。眠れない。全っっ然眠れない。どんどん気持ち悪くなってるんだけど…今とりあえずトイレ行っとこうかな…。

トイレへ向かって”ごほっ”とせき込もうとした瞬間。自分でもにわかに信じられないほどの”?!?!?”人生初めてと言っても過言でないほどの非常事態に大パニック。

せき込むことなどできないのです、だって胃の中のものが全て上へゴボゴボ逆流している…!?!

当然そのまま便器を抱える形となります。そこへ家族、青い顔で登場。やっぱりわたしと同じ症状の様子…ですが、残念ながら他の誰かにここを譲り渡すことなどできません。家族はそのまま洗面所へ、”バイオハザード”に出て来る速足ゾンビのごとく猛ダッシュ

いっそこのまま地獄の底まで堕ちてしまった方がマシなのではないか…と思うほどの生き地獄を見た明け方。しかし我々には理由がまったくわからない(というか思考回路・完全停止)。

…そのまま一睡もせずにわたしが取った行動。皆様おわかりになりますでしょうか。

出勤。←今思えば我ながら社畜サラリーマンの極み。その時の自分をブッ飛ばしたくなるよ!怒

普段の倍以上かけて駅のトイレに立ち寄りながら(※途中、地下鉄の駅のトイレで勢い良くマスクを取った時、当時つけっぱなしにしていたティファニーのダイヤのピアスを片方盛大に落としてしまった…ものの、拾う気力など皆無ゆえ放置いたしました…)、やっとの事で席へたどりつきそのまま上司へ『…サーセン、ちょっと正気じゃいられないので帰ります…』と宣言。

男性上司も、眉毛すらない姿の部下の姿に驚愕の表情を浮かべて即OK、滞在時間・およそ30秒。

ところが!わたしが当時働いていたビルの中にあるクリニックが開くまでにまだ1時間もある…ここで息絶えろと言うのか…!

最後の力を振り絞り、オフィスのトイレにうずくまりながら近隣のクリニックをサーチ。すると、職場から1ブロック先のビルに入っているクリニックはもう開いている…!

神はわたしを見放してはいなかった…!と、もう一撃で棺桶に入ってしまいそうなHP2ぐらいの力(というか気力だけ)で1ブロック先までの徒歩移動を決意。

…が、悲劇はその後で起こりました。某・歓楽街の大きな交差点を渡り切ろうとしたその時。歩きながらもあまりの苦しさに小さな咳をしたのが最後…。

朝の柔らかな光に包まれる中、わたくし、まったく予期せず歩きながらのマーライオンですよ。

近くにいた水商売がハネた後のお兄さん方が『うわっ!朝まで飲み過ぎだよおねーさん!』と盛大に後ずさっている。

”キャバ嬢がこんな完全ノーメイクなわけある?!勘弁してくれ!!”と、ぼんやり思ってはいても、何しろマーライオンのため言語化・一切不可。

『汚ったねーなーオイ!』と、普段であれば即座にこちらが同じコメントをそっくりそのままお返しするであろう、ダサいスーツに身を包んだ初老・小太り・ハゲ散らかし…という三重苦サラリーマンからも盛大にヤジられつつ、中腰での地獄の単独行進。

『もうお嫁になどいけやしない…』大のおとなが本気で泣きながらクリニックを受診。

もうここでなら気を失っていいんだね…と瀟洒なつくりのクリニック待合室のソファーに横たわり、半ば失神。

診察室に呼ばれ、開口一番『あらら、おとといの夜に生牡蠣食べましたよねぇ?』と病人にはまぶしすぎるほどの麗しき女医さんがおっしゃるではありませんか。

『…なんでわかるんすか…?』と涙目で問うと『ノロウィルスには潜伏期間がありましてね、皆さん症状同じなんですよねー牡蠣ですねー』と。

おまけに『もうここまで症状出ちゃってると、ひたすら”出す”ほかないんですー。峠は越えちゃってるのであと少し頑張ってください』つまり、何もせず出すだけ出して水分摂って休養しろ、と。

最寄駅まで歩くのもやっと、タクシーで家まで帰ろうか迷いましたが、途中下車不可だと思い直し、そこから又気合で帰宅の途。何度も何度も気を失いそうに、そしてウォーキング・マーライオン(仮)の惨劇を繰り返しそうになりながらもどうにかこうにか帰宅したのでした。

そこから丸2日間は、横になる事とポカリスエットを飲んだ事以外は記憶にありません。生還できてほんっとぉーーーに良かった…。いや心底。

…これほどまでに、当たってしまうと強制的に三途の川をウッカリ途中まで渡らされてしまうほどの牡蠣の恐ろしさ。問題は生食用か否か(=加熱用)ではなく、水域の汚染状況によるのだとか。

よく”一度牡蠣に当たったひとは二度と口にしたくなくなる”と言われますが、いえいえ懲りずに食べております(笑)。だけれど悪夢以来、基本は加熱料理オンリー。生牡蠣を口にするのはオイスターバーや牡蠣専門店で、体調万全な時にだけ!と心に決めているわたしなのでした。

ここで最後にひとことわたしが得た教訓をば:

生牡蠣…それはクリーミーな飲み物です♡…って懲りちゃいないワケ?!ここまでバカなのか…orz

気を取り直してもう一度。同好の士の皆様方はくれぐれも信頼のおけるお店で、ベストコンディションでの牡蠣ライフを共に堪能いたしましょう。

あ、そうそう。マーライオンの惨劇の因果関係は謎ですが、わたしゃお嫁になど未だ(以下割愛)。