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我がロイヤルウエディングは来世へ持ち越し当確。そん時はみんな参列してくれよな(👈悟空)!

ビーチバムからマリンアクティビティやる派への転身

ビーチサイドで楽しむTIPS。

つい10年ほど前までのわたしは、もっぱら日焼けを勤しむことだけ考えていたのです。

いかに美しく濃い日焼けができるか。サンバーンが少なく、ダメージレスにブロンズ肌と化せるのか。10代半ばから、年がら年中そんな事ばかりに心を砕いていました(ええ、若く暇だったのですね!笑)。

午前中から紫外線が一番強まるお昼過ぎを頑張って、陽が落ちる夕方までビーチサイドで過ごす暇な時間。敷物とサンオイル。飲み物におやつ。本か気の置けない友達が一緒だったら、なお完璧。われながら立派なビーチバムでしたねー。

ビーチサイドできれいなブロンズ肌と化すコツは、最初はSPF高めの日焼け止めぐらいのタイプから徐々に焼き出し、一度下地ができたらシャワーを浴び、都度サンオイルをてっかてかに塗りたくる。あ、ビキニの面積は小さいほどスタイル良く見えます。ビーチサイドまで来ておきながら、”太ってるから…”と謎に恥ずかしがる婦女子ほど猛烈に野暮ったくなる法則、もれなく発動。…で、じゃんじゃんシャワーも浴びるので、メイクはミニマムに留めること。こんなところでしょうか。

…と、前置きが長くなりました。

日焼けしていた頃は、あまりにヤッキー(※注:わたしの周りではサーファー雑誌”Fine”を参照し、日焼けする事をそのように称していたものです。ええ、脳内が最軽量な若者であったことよ!)の事だけに全力を注いでいて、たとえきれいなビーチでもせいぜい足元じゃぶじゃぶするぐらい。マリンアクティビティなど一っ切眼中になかった。

それが今やどうしたことでしょう。周囲と共に”デコルテと背中がプラネタリウム状態…”、”顔中に大きなシミソバカスが…”と嘆き始めた頃から、日焼けを止めたわたしは海で遊ぶ事に目覚めてしまったのです。

そんなマリンアクティビティ。今や国内外、どこの海に行っても必ずシュノーケリングはやります。何なら無人島ツアーなど、オプショナルプランまでも申し込むぐらい。

泳げない事など全く問題ありません。ライフジャケットがあればお腹を空かせたサメさえ来ないかぎり、どこにいても安全。アラフォー以降は己の心肺機能だけがものをいいます(笑)。

何せ、熱帯魚の群れがスイスイ泳ぐ姿を実際にこの目で見ると、思わずどこまでも追いたくなってしまうほどの感動。

前回も遭遇できて大騒ぎしたのですが、今回の慶良間諸島訪問でも、ウミガメがこの手を伸ばせばすぐ届くほど(!)わたしの目の前にいて、一緒に泳ぐことができました。

美しい海の中をまるで鳥が空を飛ぶように泳ぎ、時折息継ぎをしに上へ上がってくる姿が愛らしいのなんのって…!ずっと美しく平和なあの海に住んでいて欲しいなぁ、と思わずにはいられません。

今回はシュノーケリング以外もバナナボートに乗ったり、シーカヤックを体験したり。よくもまぁひとり旅でここまでやるもんだよ…とホテルの人たちもハイテンションな中年に内心呆れていたはず(笑)。

えー、シーカヤックは楽しいです!…が、ひとり者にはちときつい。もちろん体力的に、です。見た目の哀しさなど断じてありゃしません(笑)。親しい友達、できれば男手があればなお完璧ですね。わたしは上腕二頭筋のワークアウトと思い込み、どうにか乗り切れました(笑)。

バナナボートにはちょっとした悲劇が。いざ乗ろうと波打ち際にいた、突風にあおられ、事もあろうにわたしの後頭部に直撃したのです(!)。昼間にもかかわらず、星が流れましたから。

『なにこれ…痛ってー!!つーかこんなことってあるワケッ?!』と騒ぐも、周囲のひとたちは『だ、大丈夫ですか…』と消え入りそうな小声で、盛大に痛がる中年女を遠巻きにするばかり。

いやいや笑うなり頭冷やすなりしてくれよ!外国人だったら間違いなく訴えられてるからね!とこれまた騒ぎつつ、ボートにまたがるわたし(乗るんかい!)。

結構な風と今にも降り出しそうな曇天(!)なのに、海は透明なので沖合のサンゴ礁まで連れて行ってもらいます。

到着するやいなや、ドボン(←あ、わたしが海に飛び込む音です)。

上からの太陽光が届かないのにとんでもない透明度。結構な水深部をそこかしこに魚が群れになってわんさか泳いでいるのを上から眺め、気が済むまでサンゴ礁一帯を泳ぎまくる。さようなら、わが日常。もうそこには自分と大自然のほかに存在しないような錯覚にすら…!

同じボートには若者たちが乗っていて、彼らはライフジャケットなしに素潜りをしたり、GoProで水中写真を撮ったり。普段カメラを持たないわたしも”あ、GoProは便利そう!次回は持参してもいいかも”と思ったものでした。

特筆すべきは別の日、わたしがジェットスキーに乗る時に現れた島で生まれ育った若者。あたかも原チャリのようにさーっと近くのビーチから現れ、さささーっとわたしを沖まで乗せます。

『魚に近寄ると噛まれることがあるから指出さないでくださいね』、とポツポツ話したかと思ったら『あ、ウミガメここにいますね』と上から見たらサンゴと変わらない丸い姿を発見。

ウミガメと泳ぎ疲れてジェットスキーにまたがるのもひと苦労…の中年女をさっと引っ張り上げ、海の上を走り抜け浜辺へ。口数少ない若者なのに(そりゃそうだ…弁もトウも立ちまくりの客相手だもんな…)、海のそばで生まれ育つとこうなるのね!やっぱ男子たるものこうでなくちゃね!と、内心おねーさんは大感激。

帰宅そうそう、次はいつ行けそうかさっそくカレンダーを眺めるわたしなのでした。