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我がロイヤルウエディングは来世へ持ち越し当確。そん時はみんな参列してくれよな(👈悟空)!

続・重篤なSNSアレルギー

去年もこちらに綴った通り、基本・SNSありきの現代社会に微塵もフィットできていない残念なアレルギー患者です: 

lab619.hatenablog.com自分の欲しい情報がタイムリーに取れる分にはとても便利だと重々知っています。

長年のファンの芸能人、時々行きたくなるイイ雰囲気が漂うお店に、好きなクラブのイベント。読みたかったあの作家の最新刊情報、新作のお洋服にコスメ。”DON'T MISS IT!”(←ぜひともクリス・ペプラーの声で脳内再生を♡)がそこかしこに溢れかえっている。

けれども、それらの情報の数々をオンタイムで知らなかったことで”…しまった!わたしの人生変わってしまったじゃないの!もうどうしよう…泣きたい!時間を巻き戻して!”みたいな事には、未だかつてなっていないのです。ま、当たり前だっつーの。

そんなわたしが、さほど親しくないひとたち(※ここポイント!主に仕事関係者でしょうかね…)と職場の行事などで仕方なく(いけない!つい本音が!\(^o^)/)アフター6を共にする時、テーブル越しにアルコールの入った彼らからたいっがい言われることTOP3:

  1. 『本当はiphoneipad持ってるんでしょ?』
  2. 『どうしてインスタ(またはFacebook)やってないの?』
  3. スマホなしで一体どうやって生活しているの?』

うええぇぇーめんっっっどくさー(思わず素…)!どうやって生活してるのって、こうだよ(怒りの般若顔)!羅列しただけで返答がイチイチ面倒すぎてめまい…。そして酔いが回った彼らが、お調子に乗ってやろうとすること:

  • 写真を撮りたがる(※彼らと一緒ではない!単独っす)
  • 動画を撮りたがる(※彼らと一緒ではない!!単独なんすよ)
  • それらを泥酔した謎のテンションで、何らかのSNSにUPしたがる(※ハッシュタグ”レアキャラ”って、はぐれメタル扱い自重で!とか気の利いた(?)ツッコミすら通じないほど、かすりもしない趣味と語彙…)

『突然どうしたんすかー?やめてくださぁーい♡………おい…調子ん乗んなよ?』と笑顔で申せば、たいがいはカメラを引っ込めてくれますが(じゃあハナからやんなっつーの!呆)、これ、Over40にきわめて顕著なんですわ。意外にUnder30はそのあたり、きちんとしたリテラシーをお持ちの印象。さすがはデジタルネイティブ世代!とうなるのはこんな時です。哀しいかな、妙にカブれた昭和生まれはその辺りの絶妙なさじ加減ってヤツをイマイチわかっちゃいないのか…。

しっかし今まで何度『(誰かの)FacebookにUPされてた写真でみたよー』とメールが来たり言われたりして、ちょっとした戦慄をおぼえたことか。デジタルタトゥーまで入れた覚えなど毛頭ないんですけど…。これって、喩えるならば何ら自分の意志ではないのに、突如きれいな皮膚に焼きゴテ印をジューッと当てられるようなものです(その手のあらゆる身体装飾を一通り経験しているピアッサーの方いわく、数多の中で、それが一番激痛なのだそうです。ご参考までに♡)。

過去”お前のことなんて誰も見ちゃいねーよ、バカか”と悪態つかれたこともありましたが、うん、それであればなおさらやめてよね、と丁重に申し上げたほど不快なので、ひとえにご自重いただきたいものです。一緒に写真撮りたいひとには自分から申し出るタイプなんすよね。

あと、”なんつー世の中になったんだ…”と溜息ものなのが、SNSで別人格になっていたり、お話を作り上げてUPなさるひとたち。フィクションとわかっていてUPするなら面白いのに、リアルとバーチャルが錯綜しているのが若干のカオス感。

世の中にはCIA、モサドもかくやの全力サーチをカマす暇人が相当数存在しましてですね(えてして彼ら彼女らもSNS/スマホの奴隷状態というのがな何とも落涙を禁じえない…)、『あんたの上司ってさー、もしやこれじゃない?』と獲物のごとく掲げて見せて来るのですね(笑)。暇が高じたこじらせボランティア精神、ここに極まれり、です。

まーた、揃いに揃って調査対象(笑)が、UMA状態の謎キャラと化している場合も。それらの香ばしすぎるポストの数々を調査員の面々から見せられるたび、”うっ…イイ歳した大人が脳内カオスかよ…”と、イヤでも現代社会のひずみを感じさせられてしまい、もの哀しい気持ちにさせられるもの。これとは逆のパターンで”お!実は面白いやつなんじゃん!”と思ったことがほぼ皆無だというのも不思議。

…しっかし、あの手のポストってどなた宛なんでしょうか。世間?配偶者?あ、自分自身に対してなのかな…。独白にしちゃーヒネリが…というよりもオツムが若干不足ぎみと申しますかなんつーか、ええ。

いい大人をしてこれですもの。ド暇で時間だけは潤沢にありまくり、だけどお金はない上に、狭ーくて小さーな世界で過ごしている昨今のティーンネイジャーはほんっと大変だ。ただでさえ他人に過剰干渉したがる暑苦しい思考回路なのが多いお年頃なのに、プライベートもクソもあったもんじゃないよなー。内心”かったりー”と思っているであろう若者には同情するよ。

彼らの若い手のひらの中にあるスマホを通して”世の中って広いんだ!生きる場所は学校だけじゃない!”ってことがわかるキッカケになるのは非常に喜ばしく思いますが、普通であれば学校とか地元とか、きわめてクローズドな社会で同年代の友人とのコミュニケーションツールでしょうから。わたしが現在ティーンネイジャーじゃなくて良かった…と心からの安堵。

なお、以前わたしに『このご時世SNSすらやってないなんて…どこまでも得体が知れず、とことん信用できない人間』と、盛大なディスをぶちカマしてくださった昭和生まれが実在いたします。が!口にした人間、実は激ミッドライフ・クライシスの渦中でメンタル乱高下の真っ只中。専門医のお世話になっていたことが後日判明した事実アリ、と声を大にしてお伝えしておきましょう。

”得体が知れないって…わたし見栄も特段張らないし、基本いつでも誰にでもこのまんまなのに…”と少なからず困惑し、一瞬でも傷ついたガラス細工のマイハート(←やっかましいわ!笑)は即座に奇跡のV字回復\(^o^)/

『得体が知れないのはイイ歳してSNSと現実すらごっちゃになって病んでるおめーだよ!』(おっとっと、ついついお下品な言葉遣い、失敬です♡)と両の手を腰に仁王立ちで高笑いしたものです。ほほほほ

…そんなエピソードもあって、”すわ依存症か?!”と思わせるほどに度を超えたSNSにドハマりしてるひとを目の当たりにすると”よほど毎日と脳内が平和なのねぇ…”と”暇人と関わるとロクなことないから逃げるっきゃねー!”と、途端にアレルギー反応が出てしまうのでした。

繰り返しになりますが、全っ然ガンガン楽しんで思いっきりUPでもなんでもやってくれてていいのですよ!ただ、一切やってないわたしのような人間を”頭おかしい”、”薄気味悪い”などと謎の攻撃を仕掛けようとはゆめゆめ考えないで頂きたいだけなのです。

 つい先日も、アラフィフ女性がわたしと一緒にいる最中、ご飯を食べている間も(!)ずーっとスマホを出して、何かを調べたり、誰かにメッセージやら写真やら連投しているのを目の当たりにしまして”イイ歳したスマホの奴隷がここにもか…”と、声には出さぬとも小さな溜息と共に思いました。

てっきり重要な調べることがあるのかと思いきや『宮迫と亮が会見したってー』と、きわめて他人事、かつ何ら急を要しないニュースを小さな画面で見ていたと知って二度驚愕。

こういうひとって、じゃあ仮にわたしが目の前で文庫本を読み出したとしても、フテったり咎めたりなさらないでほしいですよね一切。異議ないよね?やってる事は同じだもの。わたしは別に一緒にいてほしいと頼んでいないのだから、自宅へ帰って存分に楽しめばいいのになーと、イヤミでも皮肉でもDisでもなく単純に。

パッと見、人当たりも見た目も悪くなく、周囲からも口を揃えて『なぜシングルなのか…?』と言われている彼女が万年独り者なのがなんとなーく腑に落ちた瞬間でもありましたね。だってスマホという主人がいらっしゃるではないですか。ってなんか昭和に書かれたSFショート・ショートの最後の一行みたいですね。

”これから先の独り者人生、わたしも主人選びにゃーくれっぐれも注意せにゃあ…”と思わされた瞬間でした。別に色恋沙汰関係なく、誰かと関係を紡ぐ時、同じ景色や経験を共有したり、自分の言葉で何かを語る事が大前提だとわたしは思うからです(と申しましても、戸籍がきれいな純正独身者ゆえ、信憑性には乏しいのが痛いところではございますが…微笑)。

で、ですね。えーっと大前提として、ひとさまの写真を撮る時は、一声かけましょうか…って大のおとな相手にこんな事すら言わなくちゃいけない世になったのかね、いつの間に…orz

追記:数週間前にUPされたこちらのインタビュー。なんという記事でありましょうか…!

www.news-postseven.comさすがの一言に尽きます。昨日今日ポッと出の人間とはわけが違うのですね。

Amy先生の新刊”つみびと”ハードカバーを先日の沖縄に持参しようと一度思っていたものの、ハードカバー自体、そして内容の重量によりビーチサイドに持ち込むのは断念したのです…が、やっぱり買うよ!読むっきゃないねこりゃ!と書店へ直行した所存です\(^o^)/