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我がロイヤルウエディングは来世へ持ち越し当確。そん時はみんな参列してくれよな(👈悟空)!

ひっさびさの超ド級・憂国沙汰orz

飛行機に乗った時、頭を抱えるというよりも大いなるショックを受けたことがありました。

ほぼ満席の国内線です。今回は企業カラーが赤ではなく、青の方の日系航空会社に搭乗。

真ん中の4人席でわたしが通路側、連れが隣、その隣に座ったアラサーとお見受けする男性。

彼はカジュアルな恰好に黒いマスク、Gから始まるイタリア高級ブランド名がデカデカとプリントされたバックパックをお持ちで、お手元の指輪はどっからどう見ても某Cャネル・J12のパチモン×某Jェイコブもどきのダイヤ…ではなくラインストーンが派手にちりばめられた腕時計(←失礼ながらも事実ゆえご容赦を♡)。

”あれ…インバウンド観光客なのかなぁ…”と思った瞬間。盛大にわたしの連れの右膝、3分の1の上にご着席。『痛っ!』と連れが思わず声を出すも、涼しいお顔でノーリアクション。

”こりゃあ一体…?人生初の飛行機搭乗で…緊張しちゃってるの…カナ…?”と思いつつ『痛ってーなー』と言いながら超ムッとした表情の連れには『わたしの方に寄りなよー』と言い残し、両眼を閉じ気絶(離陸すら気付かない時があるほど機内で即爆睡できるのが特技!笑)。

おかげさまでその特技を遺憾なく発揮し、常日頃の睡眠負債をグーグー取り返しまくるわたし。国内線ゆえそう長くないフライトの最中、連れが申し訳なさそうに、でも怒りの表情で話しかけてきました。

『ねぇ…隣の人寿司食べてて、シャリをこっちの足にぼろぼろ落としてくるんだけど…』

すわ何事、WTF?!?と半目を見やると、幼児でもここまで…という程の散らかしっぷり。

うーん、お寿司を食べるのが苦手なの…カナ…?つか素手でイケんだろそれ、もしや何かの儀式なのかも…(←っんなわけない件\(^o^)/)と、安眠を妨害した元凶を一瞥しながら『シャリはお隣へ謹んでお戻ししといたらいいよ』と眠気ゆえ怒り混じりで、再度夢の中へ。

ところが…!今回の珍奇なドラマはここからがメインエピソードになります。

再度、秒で爆睡したわたしの耳に、客室乗務員の方が近くの誰かに話しかけている声が飛び込んできて目覚めました。『お客サマー、恐れ入りますがよろしいでしょうカー…』おや?連れの隣席、Gリュック野郎(仮名)に話してるっぽいなー…と静かに覚醒したわたしはこの後、己の聴覚を一瞬疑いましたよね。

『失礼ではございますが只今お化粧室に行かれた際、その中で電子タバコなどをお使いになりませんでしたでしょうか…?』

WTF?!?!?ぱーーーーーどん?!?!?!?!?

思わず隣の隣からそちら側へ黒目だけ動かすと、Gリュック野郎(仮名)は『あぁー?俺じゃねーしマジで!疑ってんのかよ』的な、予想を微塵も裏切らない応酬。

隣の連れが手元のスマホに、秒の速さで何かを打ち込んだかと思うと”HE IS SUCH A F*CKIN LIER!!トイレから戻ってきてめっちゃたばこ臭かった!!”とわたしに見せるのです。

こりゃ限りなく黒に近いグレーじゃあるまいか…?と、Gリュック容疑者(仮名)とCAさんのやり取りを静かに見守るわたしたち。

日系エアラインの伝統であろう、丁寧の度が過ぎて慇懃無礼!というお得意の戦法も、この手のナメくさった小僧…じゃなかった、骨の髄まで真のイモ野郎…じゃなくって(失敬失敬、ほほほ♡)公共マナーをご存知ない対象には何ら効果を発揮しておらず。

思わずドラクエ5において、何度も何度も呪文を唱えてはかき消される”くろいきりにつつまれた!”状態すら体感してしまい愕然のわたし。

その直後、機内には”只今お化粧室内で喫煙された方がいらっしゃいました、お化粧室での喫煙は禁じられております”的なアナウンスが流れる…という未曽有の事態。

連れと顔を見合わせ、目で多くを語り合ったのち、ほどなくして目的地の空港へと到着。

ドヤドヤ我先にと出口へ人々が押し寄せた後、忘れ物がないかと自分の座席に目をやります…と、連れの隣席、件の容疑者(仮名)の座席にわたしの両目は釘付けに。

足元、口が開きっぱなしのビニール袋から弁当箱が半分以上出ている。座席、例のこぼしまくったのであろうシャリで白い水玉模様状態。なんという有様…。仮にわたしがSNSを駆使しまくるタイプだったとしたら、写真撮って”#即拡散希望”とかUPしたっていいぐらいのひどさ。何せその人ときたら、前方の離れた席には配偶者と幼児連れだったものでねぇ…。はぁ…人の親がこれかい…いよいよ世も末だわ…。

赤の他人の足元のごみを少しまとめておいた後、出口に向かいながら、連れと『本当にショック、喫煙のアナウンスがあるなんて初めてだわ…』『こんな事言いたくないけどさー、日本人の民度ってものはここまで落ちぶれたのかね…』とくらーい表情で空港に降り立ったのです。

続けて話し合ったのが、慇懃無礼という高等技術が通じないひとも残念ながら存在するわけで(今回の場合、機内でやらかした事だけでもお察し…)、若く麗しいCAさんでは注意するにも、ちと迫力に欠ける感が否めない。外資系の航空会社では時折お見掛けする男性の客室乗務員(旧スチュアード?)が、日系の航空会社にもいたらあの手の場面でビシッと釘を刺せていいんじゃないかなぁ、ということでした。

それにしても。語弊はあるかもしれませんが、昔からちょっと見た目派手な感じにしている若者って、おおむねマナーは割とビシッとしていて”好きで派手な格好してますが何か?誰にも文句は言わせない!”みたいなタイプが多かったと記憶していました。

ところが今回の件よ…さほど若くもなく、アウトフィットのセンスも良くない、マナーは完全終了…と。絶望っすわ…。超絶他人事ながらも偶然目にしてしまったこちらの方が恥じ入りたい気持ちになりましたもの。

飛行機が引き返さなかっただけでも不幸中の幸いだったと思うほかございませんでしたね…。万一んな事になろうものなら、首根っこつかんで『貴様は今すぐここから飛び降りて帰れ!』と非常口を開けて上空から落としてやったものを♡←できるわけなかろうよ\(^o^)/爆

こんな事ってたまたまわたし&連れが出くわさなかっただけで、飛行機内ではしょっちゅうあることなのかしらん。しっかしたかだか数時間の国内線フライトよ…。

これを憂国と称さずして何をかいわんや。フー。困りものだわい。