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我がロイヤルウエディングは来世へ持ち越し当確。そん時はみんな参列してくれよな(👈悟空)!

読書家+BGMセンス+ギャップ÷3=どタイプ\(^o^)/

本を読むのが趣味のひとつですが、果たして読書家と言われればまったくそうではない気が。何せその時はダダーッと小説の世界に没頭していても、しばらくすると内容を忘れてしまったりすることもしばしば。

”乱読でもなんでも、読みたい本があるっていいことだわ!”と己に言い聞かせ今日も読みたい本を探し、過去読んだ本を読み返すことの繰り返しなのです。

誰かと会話なりメールなり、意思の疎通を図ろうとする時、読書する人としない人では、やっぱり前者の方がツーカーで話がスムーズに通じやすく=本来お互いに意図している事が伝わるという意味での行間も読めるし(←個人的にこれ不可な場合、わりとクリティカルかと…)、何よりもその人となりが良く伝わるものな、と実体験を基に思います。

もちろん後者には音楽なりファッションやアート、各種お料理などなど、他のコミュニケーションツールたりうるものが存在するので、友達であればそこまで苦労はないのです。が、時々”ねーこの本読んだ?予想以上に面白かったよー”、”読んだ読んだ!けどあまりにもラストが陳腐じゃない?”なんて話し合ったりできるのは至福だなぁ、と思うもので。わたしがまだ知らない本の話や観たことのない映画、聴いたことのない音楽などなど…そんな話も、そのひとを通して知ることができると途端に興味が沸くこともしばしば。

…であるからして、わたしは”読書家の男性って超~素敵!文庫本を読む姿がサマになるような色男(※筆者注:バイアスのかかり方がとんでもない件)とお近づきになりたいものよ!”と願っておりました。なのに未だかつてそんな男性と親しいお付き合いをしたことがないまま今日に至る、と(粛々と書いてますがね、果たしてこれ以上の哀しみなどあって?!?)。

特に、何事も良い意味でのギャップにそのひと自身の魅力の幅と深さを感じる!と思うので、一見すると活字など縁がなさそうなタイプのひとが実は読書家だった…なんて知った日にはその相手が男女問わず内心小躍り\(^o^)/

そんな状態に先日久々に化した場面が、こちらの記事を一読した時:

book.asahi.com

もともとは”舐達麻”の曲をまめにチェックして聴いていて(※以前も記したのですが、かねてよりDELTA9KIDさんが特に好きなもので♡)、”彼らの曲、やっぱり毎回トラックが最高にいいわーぁ!”、”一体どんなひとがトラック(ビート)メイカーなのかしらん…?”と、ほんの興味本位でググッてみたのです。

初のご尊顔・拝見してみましたら…ルックス、うんわかるわかる、格好いい!出身地、あらびっくり!そのまま記事を読み進めますと…”子供の頃からの読書好き”!!!この一文を目にした時、わたしゃ座っていた椅子から立ち上がってましたわ←何事よ

それでさらに彼のトラック最高だわーと思い、ここ数日の夏日は特にこの曲ばかりを聴いていました:

www.youtube.com

ちょうど去年の今頃にUPしたこの曲も、そしてあの曲もgreen assassin dollarさんが手掛けられたとの事で、控えめに申し上げてわたしね、大ファン確定かと!: 

lab619.hatenablog.com

何聴いてもハテナ感・皆無、心・底・よ・いっっっ\(^o^)/!どこかメロウで心安らぐ!一体どうやってトラック?ビート??作っているのでしょう…。読書のお供にもぴったり、そこに日本語ラップが乗っていたとしてもまったく邪魔をしないんです。

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”owls”のメンバーとしても活動されているという、green assassin dollarさんのプレイリストを流したまま読み始めたのはこちらの一冊: 

裏・読書 (ハフポストブックス)

裏・読書 (ハフポストブックス)

  • 作者:手塚 マキ
  • 発売日: 2019/04/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

かねてから良く言われていますよね、”銀座の有名店のママさんやホステスさんたちは毎日日経や各種新聞に目を通し、上顧客が好きな小説の内容までも網羅されている” と。

こちらの著者の方、手塚マキさんと仰る男性は歌舞伎町を根城に働いていらっしゃる方だそうで、それだけでも”ホストクラブのオーナーが本好きかー!うーんギャップ!”とうなったのに、良く良く略歴読んでみたら歌舞伎町に本屋をオープンさせた!?!おまけに自分の会社の社員であるホストの方々と短歌を詠む、ともあります。こりゃいい趣味してるわーぁ、もう単なる本好きとかそういう次元ではないやね!と、著者の方も大いに気になってamazonで即ポチりました。

無事手元に本が届き、わたしがこれまで読んだことがある本の章から読んでいます。夏目漱石の”こころ”を”男性によるマウンティングでは?”には声出して笑いました。そういえば『好きな作家は夏目漱石!』って言うひとには未だかつて会ったことないなー、とも気付かされたのです(笑)。

何せ感想には答えなどないのだから、自由に思いのままを率直に綴れて、行間からそのひとの”人となり”が立ち上ってくるのも大変楽しいものです。『アタシもそう思う!』とか読みながら勝手に話しかけているような感覚に。 

…話は少しそれますが、どの作品だったのか完全に失念してしまったものの(確か”シガテラ”か”グリーンヒル”あたりか…?)、かの古谷実先生(a.k.a.稲中卓球部)のマンガの劇中で、人を殺すべく拉致してきた両腕までびっしり刺青を入れた893の青年が、その殺害対象の目の前で文庫本に黙々と目を落としていた場面があったはず。マンガの内容よりも、そのワンシーンが鮮烈に記憶されているのです。確か読んでいたのは…太宰だったかなー。あれ、そもそもブックカバーかかっていたっけなー。思い出せない&サーチかけても出て来ないのが悔やまれます、今度意を決して古本屋さんで調べねば。

マンガはフィクションながら、これもギャップたりうる好例よね。ってもちろん現実的にイリーガルな事やバイオレンス・あれやこれやに巻き込まれることなどまっぴら御免被りたいけれど…!と。

そりゃもちろん退屈な話題を延々と言語化されるのはある種の拷問に等しいですが、男は無口な方がいいなんてナンセンス。言葉数が少なくたって、それこそ音楽、ファッション、アート、料理などなど…何かしらの方法で自分を表現しているという事はそれすなわち、自分の世界を持っているということ。対象は何も男性に限ったことでは全くないのですが、そんな自分の世界の住人、かつ君主でもあるひとたちにずっと強く惹かれ続けている事にあらためて気付かされた夏の一日でした。