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我がロイヤルウエディングは来世へ持ち越し当確。そん時はみんな参列してくれよな(👈悟空)!

真夏の漆黒・ホラーな実話

最初に申し上げておきますと、ホラーったって稲川淳二方面とかサイコ系じゃあございません。霊感の類はまるでゼロだし、おかげさまで粛々と日々暮らせておりますもので。

”冥界の住人との遭遇よりも、今実際に生きてる人間なり動物の方がよほど怖い!”と前々から思っていたわたしの身に、この日の早朝いったい何が起きたのか…。この実体験を生涯忘れまいと、順にお話させてくださいませ。

何せ今こうして思い出すだけで、全身鳥肌どころか大声でわめきながら、その辺にあるものを振り回したり外に投げ捨てたくなるほどの(!)強烈なトラウマを残しましたもので…。

さかのぼること、その前の晩。わたしは”ワーイお盆♡たまには水木しげる先生のご著書でも読もうっと♡”と本棚を物色し、手に取ったのは”劇画ヒットラー”。

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一体どうしてあれほど狂気の沙汰を、たったひとりの独裁者が引き起こしたのかを知っておきたかったので、水木しげる先生のマンガならば読んでみっか…と昔購入し、思い出したように読み返してみたのです。

お風呂の中と眠る前にダーッと読了、”ホームレスが独裁者にねぇ…往生際も悪くてやってらんねーぜ、何の罪もないひとたちを送り込んだガス室で同じ目に遭えば良かったんだよ!クソッ!”となんつー歴史だ…なんて憤りつつ文庫本を閉じ、深夜2時過ぎにようやくスヤスヤ。

…異変を感じたのは空が明るくなってきた後でした。とは言え寝室は遮光カーテンのおかげで真っ暗・安眠に最適の環境のままの状況下でありました。

熟睡中のわが左の首筋を…唐突にタタタタッと…”何か”が…きえええぇぇぇぇぇ←思い出してキーボード打ちながら大声あげるほどのPTSD発動中

不思議なもので、これまでのそう短くもない人生、触ったこともなければ当然自分の首に”それ”が(あああああああああ※繰り返しになりますが立派なPTSDゆえ何卒ご容赦を!)なんて実体験など一切なかったというのに、わたしは直ちにベッドから飛び起き、真っ暗な部屋に立ち、妙に冴え冴えした頭でこう覚悟したのです。

”えっ?!?!?なんでコードネーム・Gがわたしの首の上、歩いてんの?!?!?”

某・黒光りする害虫に対して、わたしは積年の憎悪に近い感情すら抱いている者です。彼らが何をしたわけでもないのは百も承知の上。ルックス、トリッキーな動き、神出鬼没なのかと思いきや、妙に音を立てたりするピントのずれまくった自己主張っぷり、すべてが唾棄すべき存在だと信じていたのです。

ゆえに奴らが唐突にその存在を主張するやいなや、天地を揺るがしかねない金切り声、助走なしで人間はここまで空高く舞い上がれるのか?!と我ながら秘めたる身体能力に驚きを禁じ得ないほどの跳躍による避難、なのに我が両の目は瞳孔フルオープン・その対象だけをウォッチし続ける…ある種のゾーンに入ってしまうのです。←綺麗に表現してる場合!?

まことに残念ながら、自宅だけではなくパブリックな場であろうとも上記のゾーン突入・自動的に発動となります。少なからず数人の親しい友人や、たまたま居合わせた仕事関係者に『初めて一瞬友達やめたくなったほどドン引いた』、『いつも冷静沈着というイメージが微塵も…』などなど、幻滅具合に限度があるのならその底辺を極めたといっても過言ではないレベル…と説明したら少しイメージがわきやすくなるでしょうか。

…話を惨劇のわが寝室へと戻します。

”えっ?!?!?なんでコードネーム・Gがわたしの首の上、歩いてんの?!?!?”

謎の確信をしながら部屋の電気をつけた瞬間、わたしの枕元には黒い物体が…。でも、まだこの時も”いや待て、カナブンかも…”と心のどこかで信じたい自分がいたのです。嗚呼、哀れなわたしよ…(号泣)。

何がさらに腹立つって、よりにもよって夏の超お気に入り・カラーリネンの枕カバーにお揃いのシーツ、ブランケットまでも夏仕様に浮かれて新調したばかりの時に、あの黒い物体は一体何なんですか?!?”いやいや待て待て、カブトムシのメスかも…”ええ、この時もう既にわたしの頭はおかしくなりかけていたんだと思います。

先方も微動だにせず”えっなんで急に動いてんの?”みたいな、ハトが豆鉄砲くらったような様子ではありませんか。その妙にしらばっくれた姿を目にした瞬間、普段はゾーン状態でソプラノ・超ハイトーンで叫びまくるわたし、我ながら謎の覚醒。

”アタシのベッドに許可なく土足でノコノコ上がってきやがって…貴様だけは絶対に生かしちゃおけねぇ…!”幸いにもゴキジェットが至近距離にスタンバイしていたおかげで、右手にそれを装備し無表情で近づきます。

すると…出ぇたぁぁぁ!あのトリッキーな動き!わたしのベッドから降り(←マジで許さん!っていうか失神寸前!!)、カサコソと窓辺に向かって移動を始めたG。一瞬あの動きに”やっぱりカナブンでもカブトムシのメスでもないって初めからわかってたじゃん!あれが首に!?!”と心パッキリ折れヒヨりそうになりましたが、覚醒したわたしはナメック星におけるクリリンを失った後の伝説のサイヤ人孫悟空だった件。

『おめーは絶対許さねー、死んでもらう』実際これ言語化したんでね、ガチほん怖ですよ。

姑息にもカーテン裏に隠れようとしたGに『テメどこ行きやがった!!』とゴキジェット連続噴射(←ナメック星よりラクーンシティ(©バイオハザード)の様相だわよ…)、完全に息の根を止めたのを目視したのち、今さら大ショックの度が過ぎて、いい歳した大のおとなが明るい部屋でひとり嗚咽。←PTSD(?)相当あかんヤツや…

ワーワー泣きながら惨劇の現場となったリネンのシーツと枕カバー、ブランケットにパジャマ上下を洗濯機にかけ、そのままシャワーを浴びて洗髪・洗顔・洗体。『神様は何ゆえこのような試練をわたしに与えたもうた…』怨嗟の絶叫をしてみたところで外はもう明るく暑い真夏の朝。そりゃそうだ、時計は6時半過ぎを示していました。ご近所迷惑になりかねませんて。

髪の毛をドライヤーで乾かしつつ”G 寝ている間に”などググりまくってみますと、多少は類似ホラー体験談にヒットしたおかげで、”歴戦の勇士がここにも…アタシは…ひとりじゃないんだね…!”と多少は心を鎮めることができたのです。

ハデなPTSDでそのまま安眠などできやしませんし、引き続き多岐にわたって調べてみますと、”とにかくGは湿気に引き寄せられてくるのだ、超低温で除湿フル稼働させろ!冷房ガンガンに入れて部屋をカラッカラにさせろ!”との力強いアドバイス。わたし、眠る時はクーラーガンガンでヒンヤリ!ゆーたらタカ派より、扇風機とか送風機の自称・ハト派だったんですけれども…それが惨劇を招いた要因のひとつだったのか…?

しかし、夏場に扇風機のゆるやかな風だけで眠りにつくことなど、もはやわたしにはできないでしょう。

皆様も、深夜から早朝の予期せぬ訪問者にはどうかびっくりされませんように…。 

…っていかにもホラー談っぽく〆ようと思ったものの、ほんっとぉぉぉーーーに驚いたし恐怖だったし、何よりも後からボディーブローのように不快さが増してくる!!!これ本当にPTSDかもどうしようってレベル!!!だってスヤスヤ熟睡中、己の首筋をGが歩くって…いくらベッドが窓側近くにあるったって…昭和の子供向けギャグだよ!!!

つーか普段、やれ断捨離だの整理整頓だの風水だの、わたしゃ積極的に実行しておりますがね、いくら生活空間をきれいに保ちまくったところで、外からGの野郎にわずかな隙間経由で入って来られたらマジ意味ねーわなってお話ですから(素のシャウト&嗚咽ふたたび)!!!あ、ただ、床に物を置かないのは、この手のエクストリームな非常時にも効果を発揮するのだわ…と、只今キンキンに冷やして除湿した自室にて冷静に思っております(微笑)。

◆MY教訓:唐突に現れるGを駆除するのは毎度一大事な丸腰・穏健派の紳士淑女の皆様、床に物は極力置かないことをここに推奨いたします。ご武運を!