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我がロイヤルウエディングは来世へ持ち越し当確。そん時はみんな参列してくれよな(👈悟空)!

昭和の映像、今見ると面白すぎ

昭和は遠くなりにけり。渡哲也さん逝去のニュースを見てしみじみ感じました。

なぜかここ数日わたしは”昭和づいて”いたのです。時間を持て余して、アレをまーた観てしまった、迂闊だったよ…!何をって、”東京ラブストーリー”。近頃ひそかになされたリメイク版では断じてなく、本家本元版を。

何せわたくし、かのドラマには私怨(と言うか完全なる言いがかり\(^o^)/)が…!当時、まだランドセルを背負っていた女児に刷り込んだ”東京で働くOLはね?アフター5って毎日こんな感じなのー♡”、”やりがいのある仕事にデートでしょー?あー忙しい忙しい♡”感(←”カッコ”内、赤名リカ役・鈴木保奈美の声で再生して頂ければと)。そして永遠に楽しい日々が続くかのようなバブルが弾けることなど、この当時は誰も予知などしようがない、と。

なのにだのに、やっぱり主題歌とドラマ中のBGMが秀逸すぎて、あのイントロを耳にするたび無条件反応してしまう哀しさよ…: 

lab619.hatenablog.com

ドラマの第1話で”ノッケからこんなエピソードてんこ盛りにするかね…?!”と驚愕したり、 ”っつーか愛媛から上京してきたばっかりのとっぽいイモ・カンチが、よりにもよって帰国子女のリカを御せるわけないよなー…カンチまじ愚鈍!さとみ清純派ぶってて図々しすぎ!そもそもリカもリカで、アタシがリカなら同じ愛媛県人でも三上を狙うのに!”なんて何度見ても似たり寄ったりな感想、毎回画面にツッコミまくり。ええ、暇なんですわ(微笑)。

途中で”もうまだるっこしくて見ちゃーいられんわ…!”と視聴中断。年々短気になりがちとはよく言われますが、ドラマ視聴にすら表れるのでしょうか。

そこでタイトルを見た瞬間狂喜\(^o^)/しつつ、次に選んだのは”幽幻道士”。我ながらチョイスどうかしちゃってる気が…(震撼)。すべては酷暑のせい、としておきましょう。

わたしがキョンシーにドはまりしていたのは、前述の東京ラブストーリー・リアルタイム視聴のほんの数年前(その振れ幅よ…)。当時”キョンシーごっこ”と称して兄弟や近所の友達のおでこにお札(確かメモ状になって売られていたはず)を貼ったまま放置…とか、お札に赤字で描かれたあのエキゾチックな毛筆体を真似したり、懐かしい記憶がぶわーっと瞬時によみがえってきました。

とは言え、映画の内容を全部鮮明に覚えてなどいないわけで、およそ30年の時を経て観てみたら…まーぁ面白いのなんのって(えっ正気?!)!!

カンフーアクション風(※あくまでも”風”ね!)シーン満載、美少女テンテンは超カワイイ、うっかりお尻丸見え…とか子供向けのお下劣ネタを時折挟んだかと思えば、キョンシーが追っかけて来るとか息を止めて逃げ切るだとか、多少のハラハラ要素もあり。おまけに謎のエキゾチック風味でダメ押しときたもんだ。子供にウケるツボをここまで押さえまくっていたとはね。わたしゃこの歳になって舌を巻きましたよ、まじめに。

断片的な記憶をよみがえらせつつ今見ると、もういろんな意味で面白すぎて、何度も声出して笑わせてもらいました。当時はわけもわからず”テンテンとチビクロたちとお友達になってお話してみたーい”とか、”老師みたいなおじいちゃんがいれば、お化けが出ても頼りになるなー”とか、愛らしい(←フツ自分で言う?!ま、一般的な女児っつーことでよしなに♡)妄想を頭パンパンに膨らませて観ておりましたっけ…!

あの世界観って、いくら映像が古かろうと現代っ子にもウケるのかしら。いつか甥と姪に見せてみたいものですが、あの台湾ならではのエキゾチックさとか、テンテンのおじいちゃんの職業が陰陽師(かっこいい!)とか、多分わっかんないだろうなー。

細かなディティルなんてこのさい度外視ね。予期せず出てきた思い出のアルバムをめくるような気持ちになれて、思いのほかノスタルジックな良い気分になれたのでした。