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我がロイヤルウエディングは来世へ持ち越し当確。そん時はみんな参列してくれよな(👈悟空)!

のぶ代時代のドラえもん

ドラえもん”の声優さんたちが一斉交代、とのニュースを目にしてから久しいですが、わたしは既に金曜の夜にテレビでドラえもんを観ない年齢でしたし、家に幼児も抱えていない純正独身者。かの名作からはとんと遠ざかっていたのです。

実はマンガ傑作集は数冊持っています。特に”おばあちゃんのおもいで”という素晴らしい一作が収められた作品集は、自分の祖母がまだ健在だった頃から”いつかおばあちゃんに何かあった日にゃー、絶対わたしもこうなるはず…”と己の中年女版・のび太化を予期していたもの。

何が胸に迫るって、過去のおばあちゃんは小学生になったのび太が急に自分の前に現れた時、この少年が誰なのか確信こそないけれど、成長したのび太なんだろうと勘づき、過去に遡ってまでわざわざ自分に会いに来るほどの何かがあったんだ、とわかっていたところでしょうか。

初めて読んだ時”きっとわたしのおばあちゃんも過去に会いに行ったなら、来たのがわたしだってわかってくれるはず!”と信じて嗚咽し続けましたっけ。

やはりアニメ放映も繰り返しされているみたいですね。しっかしまーぁ直近の画のアーバン感ときたら…!ドラえもんのび太も瞳がドでかくなってて、これぞまさに近未来到来だよ:

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味がある藤子・F・不二雄先生の素朴で味がある画がやはりわたしは好きなので、個人的にはマンガ版を強くおすすめしたいです。

…そんな過去のドラえもんの思い出が根強く残る中年ですが、子供の頃に映画館で観たことがある映画数本はAmazon Primeでの無料期間がまもなく終了と知り、ここぞとばかりに数本を駆け込み鑑賞!と意気込んでみました。

映画館で観たことはなかった映画処女作”のび太の恐竜”から始まり、”のび太の海底鬼岩城”、”のび太の魔界大冒険”あたりまで文字通り寝食を忘れ、ブッ続けで鑑賞しまくり(笑)。

どの映画もドンくさいのび太が敵につかまり袋叩きで虫の息、とかドラえもんが破壊されるだとか、物騒な展開とは無縁で(←おいおい…東宝映画なめちゃってんのか?っつーか対象年齢一体いくつだと思ってたワケッ?!)、近頃では動画と言えばついつい麻薬カルテル潜入とか映画はスパイだのスナイパーだの、そっち系ばかり観てしまうような者でも、おやつ片手に終始安心して観ていられます。

紅一点・しずかちゃんのナチュラルボーン無双っぷりはいつ何時観ても大前提。わたしゃ子供の頃から”さっすがしずかちゃん、たいしたタマだわ…”と語彙こそ違えど、感じ入っていたものでしたっけ。ドラミちゃんの仕事の有能さだとか(ちったぁ実兄も見習おうか♡)、かの出木杉君はどうしてサブキャラなの?ドラミちゃんと一緒で彼の知性があれば何でもさくっと解決しちゃうから…?とか、この年齢になって見返すとサブキャラ陣も含めて大層面白いのです。

でもやっぱりあのドラちゃんの声を耳にすると、途端に子供時代にタイムスリップしたような気分になれるものですね!

かの大山のぶ代さんを、15年ほど前に都心の庶民的かつおいしい食べ物屋さんでお見掛けしたことがありました。ちょっとひそかな自慢♡でもその時に勇気を振り絞って話しかけなかった自分を、わたしゃ未だに悔やんでおります。だって、各種著名人を見かけた時も見て見ぬふりをするのが都会のお作法・洗練だって言うじゃないの!話しかけやしないどころか凝視すらしなかったよ!!

嗚呼、『〇〇ちゃん(※我がファーストネーム)、ぼくドラえもんです』ってあの声で言って頂きたかったものだわよ…ってやっぱ言えやしないわ、図々しいにも程があるわな\(^o^)/

話がそれましたが、初めて映画館へ観に行った映画がドラえもんだったことも今さら思い出して、たいそうノスタルジックな気分に浸れました。何かと消耗しきったご同輩には強くお勧めしたい、メンタル面に良く効くリカバリー方法です。