わが悲願・スーパーファミコンミニを購入し、部屋からはピコピコ懐かしのBGMがとどろきまくり。その一角だけは30年前にタイムスリップしたかのように超のん気な日々を送っております:
愛する”スーパーマリオワールド”はスターロードのスペシャルコースまで(←って盛大にドヤってますが、知らない人にとっては何かの呪文みたいなもんよね?!)さっさと制覇し、恐竜ランドの地にも紅葉が…\(^o^)/
それでマリオ欲はひとまず満たされて、”やっぱりアタシの腕はおとろえちゃいないからね!ハンッ!”と鼻息荒く超自己満MAXのまま、ほかのゲームもいっちょ試してみっか、と思い至りました。
…が。齢40・わたくしスーパーファミコンのソフト、なめクサッてたんですわ…。そんなわが痛恨かつ恐怖の日々を日記方式にて謹んで報告いたします:
◆9月某日:
マリオの次に絶対!と楽しみにしていた、スーパーファミコンミニに収録されている目玉ソフトのひとつ、”ストⅡ”をプレイ。
あれ?キャミィとか知らない面々が4人いる…てっきり初代かと信じ込んでいたもので意外に思うもののそれはそれでいいやね!と超わくわく♡
春麗と迷いつつガイルをチョイスし、意気揚々と初戦へ…ガイルを乗せた飛行機がUSSR(旧ソ連?)へゴーッと飛び、相手はザンギエフ。
”よし!ヤツは一番ノロマだしこりゃ久々の練習にいいわ♪”と、即ソニックブームを繰り出…え?!出ませんけど!ソニックブーム!!口頭でそう叫ぶだけで出せ…ません!!!なんで?!なんでなの!?!パニック!!!
挙句ずんずんザンギエフがこっちに向かって来て、何の不幸か一発目でスクリューパイルドライバーという超大技(未だに技の名前暗記してるぐらいの難易度&ダメージ含めたハデさね!)をモロにくらうMYガイル。こんなん当時じゃありえない下の下レベルで大惨事よ…。
一度スタートボタンを押して、乱れた呼吸そして精神状態を立て直し、戦線復帰。
サマーソルトキックをどうにか1度だけ(←謎・ふたたび)出せて安堵したものの、一体なんでソニックブーム出せないワケ…?コマンド変わってないよね?!と自分の忘却っぷりを棚上げまくり、腹が立って仕方ないわたし。イライラしまくっていると再びザンギエフに掴まれてまーた夢の大技をくらい(ありえなくない?!)、地に伏すガイルの姿…。もう見ちゃいらんねーぜ(←いや、プレイしたの自分でしょ?!)、と嘆きの中でスイッチオフ。心からごめんなさいねガイル…。おかしい、こんなはずでは…。
◆9月某日:
ストⅡ大敗の精神的ショックを和らげようと、ここは愛らしい見た目でおなじみの”星のカービィ”を人生初プレイすることに決めましたわ。意外や意外、カービィはまったく未経験のまま今日に至ったもので。
最初初心者向けのレクチャーがあったり、なんて親切なゲームなのでしょう!おまけにピンク色した白子みたいなカービィの愛らしさときたら…♡!こりゃあクリス・ブラウンも溺愛するわけだよ…とクリスたその火力強めのカービィ愛を思いニンマリしながらプレイ開始。
DV癖もささやかれていたっつーのに(事実リアーナが被害者に…)、カービィのブリンブリン☆ネックレスを堂々と胸に…ヲタの鑑ですわ。そりゃあ満面の笑みにもなりましょうや、クリスたそ。
ゲームスタート。序盤こそ吸い込んで敵に当てる☆!カービィってばかーわいーい♡!みたいな初歩の初歩で余裕カマしまくってたものの、途中からドンドコ雲行きが怪しく…。
相手がドン・キホーテのペンギンみたいなボス戦で、待てど暮らせどいっこうにカービィが吸い込んでボスに当てるものが出て来ないわ、あげくカービィは敵の上を踏みつけたりできないわ(マリオばりに踏もうとするとダメージくらってしまう!orz)でアタフタしていたら、件のドンペン君(仮名)がカナヅチ取り出して来て振り回すわ、低空飛行でこっちに体当たりしてくるわで、ボコられあっけなく力尽きる。
…こりゃあだめだわ危険、クリスが好戦的になるのが身をもって理解できたおっそろしいゲームよ…(あ、DVと無縁?!)。単なるお星様系・ゆるふわゲームかと高をくくっていたのにあまりにも哀しい最期に愕然。
◆9月某日:
ストⅡ、カービィと連日煮え湯を飲まされ、やっぱ大人なら最初からこっちいっときゃ良かったんだよ!と、三度目の正直は”ゼルダの伝説”いってみましょう。
友人の家で見かけた記憶があったので、これも当然子供向けなんだろうと思っていたら、ちょっとちょっと…最初から字幕が漢字ばかりで大人向けってこと?!と、ノッケから驚かされるわたし。
最初のシーン、お父さん(なのでしょうか?誰かすら謎)が城へ出かける…のを、家にいるように言われた主人公が追う…ってちょっと待った!主人公の名前がゼルダなんじゃないのね?ヤダ、うっかり自分の名前つけちゃったよ(小学生か)、もし死んじゃったらどうしよう気まずめ!!
恐怖は家の外に出てから倍増。何せ大雨の夜、自宅から城へと向かうBGMが怖さをあおるんです。ドラクエとは又違うベクトルで秀逸。…でものんびり聴き入ってる場合じゃない、お城に行かなくちゃ。
”助けて助けて、お城の地下室に捕らえられている…”って誰かがしきりに訴えているのがたびたび出て来て、そのたびにもう怖すぎだよーやめてよー!これ対象年齢いくつよ?!と小刻みで震えながらお城を目指します。
…ちょ…お城の地下道で実父(仮)倒れてますがな…嫌な予感しかしない件。話しかけたくないよー勘弁してくれー(涙)!伝説の剣を渡されるも序盤から展開が怖すぎてもうギブ寸前。いったん外へ出ると狂気の沙汰。兵隊が追いかけて来て切りかかってくるわ、植木伐採すると蜂がブンブン襲ってくるわで大パニック。見た目こそアニメ風ながら、やってる事はちょっとしたバイオハザードですよ…これ任天堂ですよね?カプコンじゃないよね??
繰り返しになりますがBGMがとにかく怖いんです(そう思ってるのわたしだけなのでしょうか?!)。忍び込んだお城の音楽もおどろおどろしくてマジ最悪(※注:ほめてます)!
どうにか進めていって、地下牢にいる人を出そうと思ったらちょっと…大きい鍵がないと開かないんですって…そんなんどこにあんのよ…おまけに目の前には破壊の鉄球みたいなの持った門番が(やっぱり完全にバイオじゃん!号泣)。
逃げ惑いつつ宝箱から取ったブーメランで遠くからバシバシ当ててみるも、敵がいっこうに倒れない。”ん?これは大きなカギ取らないと不死身パターン…?”と、ひとまずその場を後にして鍵探し…と、兵士に突き刺されてゲームオーバー。最っっ悪!!てか怖すぎ!!
ねぇ…これはやっぱりゼルダの伝説=バイオハザードという理解で間違いないですよね!?!?!恐怖のあまり失禁寸前。
トラウマ級の恐怖により、あれほど血眼で手に入れたスーパーファミコンからすっかり遠ざかっている9月の終わりです…。よく皆できるもんだよ、誰かカービィとゼルダの攻略方法を教えて!