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我がロイヤルウエディングは来世へ持ち越し当確。そん時はみんな参列してくれよな(👈悟空)!

6年ぶり\(^o^)/リアル最新刊が読めたよー

NYのピンプやらホーハウスやら、イタリアンマフィアに地元のコップと、ストリート稼業にまつわる1970年代が舞台のドラマに熱中して、一気見でシーズン1をヤッツケたところで…ついにこちらの最新刊が世に出ました!!! \(^o^)/歓喜!!!

リアル 15 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
 

わたし的にW井上先生と崇めているうちのおひとり、井上雄彦先生よありがとうございます…!!(ちなみにもうお一方は井上三太先生ね♡!)

嗚呼、前作の14巻が出たのは2014年…!長らくお待ち申し上げておりました。何せこれだけはね、たとえ何年かかろうと最後まで読みたい!と、以前も綴った記憶が…  

lab619.hatenablog.com

本日、Amazonお急ぎ便が届いた音でガバッと目覚めました。そしてパジャマ姿のままベッドに戻り、この”リアル”最新刊を読む、という至福のひとときよ。

主人公の野宮朋美だけでなく、戸川清春もそして高橋にまでも(←フルネーム表記しないのは屈折したヤなヤツだからね!怒笑)、毎回がんばれー!って思わず声をかけたくなるのです。特に今作わたし的にイヤなヤツ代表・高橋とて真の極悪人とは思えない。彼のお父さんの存在は、ヤツの良心や人生に対する情熱そのものであり、小学生の頃に柔らかな心が深く傷いたままの象徴だというのがとてもよくわかる。ですので、何ならわたしも野宮と共にブッ飛ばしたくなるぐらい(!)、いくら17やそこらのガキったって、そもそも人間として終了してるだろクラスの超~イヤなヤツ!なのが高橋なんだけれど、読み進めていくと”こんないいひとたちが周囲にいるんだから!腐らず今頑張らないと!”と思わず発破すらかけてしまうほどにストーリーへと引き込まれているのです。

3歩進んで2歩下がる(チータ…って今じゃ誰もこの呼称どころか比喩すら用いないか\(^o^)/)じゃないですが、日々の暮らしの中では、空を飛べそうな気分になるぐらいいいこともあれば、二度と起き上がりたくないほど打ちのめされゲンナリするようなこともある。それは何もこのマンガの登場人物だけでなくて、わたしたちの現実がまさにそうなのだと気付きます。

このマンガを初めて読んだ時、登場人物と自分自身がわりと近い年齢だったのでした。今やそれから20年…(!)!巻末の次巻発売予告には”WILL BE RELEASED IN THE FUTURE”という文字列が並んでいて、”要はいわゆる”TBD”、”TENTATIVE”扱いってことだぁね、斬新にもほどがある…!”、”こりゃ”HUNTER×HUNTER”の富樫先生方面へ片足突っ込んでらっしゃるのかしらん…”と思わずコーヒー噴きかけました。…しかし、さんざん繰り返しにはなりますが、これから何年何十年経とうとも、わたしはこのマンガの続編を読みたい!その一心でおとなしく待ち続ける所存。

何せ、この物語の佳境はいよいよこれから!なのです(ですから未読の方々はぜひ今からでも!)。一度プロへのトライアウトに挑戦するも、スター選手との圧倒的な力の差でズタズタの木っ端微塵にされたバスケットボールへの愛とプライドを捨てず、フリーターの野宮がその文字通り再起する。思わぬライバル出現と、代表合宿メンバー落ちしたけれど初心に戻ることを好きな幼馴染の女の子にも宣言した戸川。”車いすバスケなんてちょろいわ、余裕余裕”と思っていたのにいざコートでの練習に出てみたらキャッチやパスすらもできずに、お得意のフテ腐れを盛大にカマしたのに、愛と思いやりのある周囲の影響で、少しずつかつて持っていた情熱を取り戻すマジでイヤなヤツ(←今回こればっかりだな\(^o^)/爆)旧姓:クソヤローこと高橋。

三者三様でまったく別の状況に置かれているのにも関わらず、彼らに共通するミッションが同じで、現実と対峙して一度は失せかけた何かに対する執念(それはバスケなのか、人生そのものなのか)をよみがえらせる展開なのがグッと心つかまれまくり。

果たしてわたしにも過去にあきらめたり、難しいからと遠ざけていた事、なかったかなぁ。それに対する情熱の灯火がたとえ小さく細くとも、まだ消えていないのならば”又やってみたらいいじゃん!”って毎回読むたびに思わせてくれて、すっかり忘れていた何かへの熱い気持ちが、たとえ弱火だとしても再びゆっくりと、グラグラ煮え立ってくるような…そんなマンガがこの”リアル”なのだわ!とわたしは思っているのです。