SO WHATブログ

我がロイヤルウエディングは来世へ持ち越し当確。そん時はみんな参列してくれよな(👈悟空)!

”普通”の基準?!千差万別だとばかり…

おそらく前世までによほどの悪行の限りを尽くしまくったのでしょうねぇ、幼少のみぎりより『普通じゃない』『非常識』と、ありとあらゆるその手のコメントを、当然悪い意味で面と向かって言われ続けたパンチドランカーが通りまーす。

先日より”普通の男性”とやらが一部で話題になっていたようです。それを知ってまず最初に思ったのは、”いやいやそれテレビだからさ…”。古くはブラウン管の時代から、おもしろおかしく顰蹙を求め続けて、今や失速どころか超迷走状態のテレビによる報道ですよ。一般視聴者の皆さんが反応したところで”お!これって結構な話題になるんだ!しめしめ♪”ってまーた似たようなどうでも良すぎる話題を連投して火に油、なんじゃないのかなー、とイヤミでも皮肉でもなく率直な感想を抱いたもの。

お次に思い浮かんだのは”普通”の概念です。うーん、少なくとも15年以上前から純正独身・妙齢の男女はそこかしこで声を揃えて言ってましたよ、『普通の人がいい!』『普通の人は一体どこにいるの?』と(笑)。

このたび”普通の男性”像を事細かに羅列されていましたが(ご丁寧に出身大学の目安までも!その手のいわゆる”スペック”と称すれば良いのか、謎に満ち満ちた摩訶不思議、かつ個人的には”スペック”なんて言葉をひとさまに対して平気で使えるような人間はそもそも疑ってかかるべき!とすら思っている謎の定義。この令和の世で未だに存在するものなの?!読んで字の如くナンセンス…)、そのお隣には男性側から見た”普通の女性”も一緒に出せば尚良かったのに、って思いました。であればお互い『星野源は普通じゃねーよ!イケメン枠だっつーの!』、『何言ってんだ、んな事言ってる暇あったら美容院行ってそのボッサボサの髪どうにかして来いや!』なーんて不毛な応酬もなくキーキーせずに、互いにぐぅの音も出ないはずなのよね。

他人に多くを求める者は、えてして自分自身も他人から多くを求められて当然なのだ、との自覚を持つべきであることよ…と、自戒を込めてあらためて感じました。不思議なもので、別にラブ界隈に限らずとも、それに気づかない成人のいかに多いことか。

これをちょっと仕事にシチュエーションを置き換えてみてください。先方ときたら、こちらにはあーだこーだ注文をつけまくって多くを求めるのに、じゃあ反対にこちらからはこれとそれをお願いしますね、って場面になれば、自分は何ら返してきたためしがない。返す気がないのか、そもそも返せないのか。もしできるならば盛大にドヤる場面でしょうから、おそらく後者が大半だろうなと。

残念ながら局地的に、でも結構な割合で仕事ではこの手のヤカラが散見されるのですが(わたしゃ溜息が出るんだわよ、心の底から…。)、いいおとなが四六時中んな事ばっかりやってると”ったくあの野郎はイイ歳して…”、”他人には妙に厳しく自分にゃからきし甘い、一緒に働きたくないカスな野郎”だと、S&P格付けならばC判定やらD判定が言葉には出さずとも下されるものと思うのです。むしろ率直にそのことを言語化なり文書化なり、遠回しであろうともやんわり指摘してくれるような人が現れたら、ありがたいと思った方がいい場面だよ、冗談抜きで!

…で、その定義ってそっくりそのまま、件の婚活マーケットでも適用されるとわたしは考えておりますが、実際のところいかがなのでしょうか。

婚活っつーライトかつポップな呼称がこれまた曲者だと思うのですよね。前提に恋愛という名の互いへの情熱ありき、はたまた信頼関係の構築という土台なしに、あくまでも婚姻届を提出する事がゴールなんだものね。いわばミッションみたいなものなのでしょうかね(イマイチ謎な感覚につき疑問形)。

紹介されていた”普通の男性”に求めるポイントであるとされる、毎晩化粧水を塗布していたり、美容院に月2回(!)足を運ばずとも、自らのタイプど真ん中の男性はどタイプのままでしょう。かたや一方でスキンケアをフルラインで揃え、それを駆使してせっせとスキンケアに励み、趣味は運動で引き締まった体型の持ち主が目の前に現れても、自分のタイプでなければ惹かれない。永遠に平行線が続くだけでありましょうや(えっ、婚活真っ最中のひとたちはタイプなんて寝言など口にせず、この時点でダン・ディールってこと?!)。それが人との関わりにおける妙であり面白さでもある気がするのですが。

あ、これってわたし自身につがう意欲が甚だ乏しい、すなわち”普通でない”からそんなふうに考えるのかもしれない…なるほどね♡!って納得してる場合じゃないか。

求めよ、さらば与えられん。まずはそこから始めてみましょうか…。でも仮にどなたかが目の前に現れた場合、”普通”からは外れていようとも、独自のツボがあるのでいっこうに構いません、わたしの場合は(笑)!