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我がロイヤルウエディングは来世へ持ち越し当確。そん時はみんな参列してくれよな(👈悟空)!

何ゆえクリスマスにこのドラマ観たのかね

果たしてクリスマスを一人で過ごすことを恥だとか、寂しくて哀しくて涙が出そうになるほどだ…と半べそかいたり、すわ一大事!はよ見つけな!なーんてお相手探しに躍起になっている独身者が大半なのでしょうか。個人的にはまったくもって否!と、わが周囲の同胞らの様子からも実感しているわけなのですが、日本におけるお正月ならばいざ知らず、敬虔なるクリスチャンが国民の大半を占めているわけでもないこの島国で?それほどクリスマスの伝統行事=教会の礼拝へ是が非でも行きたいの?本来あれは家族揃って行くんだよ?

”寂しい”って深刻に思い詰めてしまう事自体、たいがい心身、特にメンタルが相当弱っていたり、決して時間としての意味だけではない、主に脳内におけるヒマを相当持て余しまくってるんじゃないかねぇ…と他人事ながらも心配にすらなる今日この頃です。

ありとあらゆるエネルギー・常時満タン!爆発寸前!なティーンネイジャーや学生さん方は除き、30過ぎてから”誰でもいいや”なーんて思いながら過ごすようなお相手とならば、独りで気楽に過ごせる方法を見出した方が自分だけでなくお相手にとってもよろしいし(つか逆のパターン考えてみましょうねってお話。”誰でもいいや、うーんお前でいっか”って超どうでもいい相手から言われてまで他人と一緒にいたいワケ…?)、そもそも健全でありましょうや。

何かに熱中すれば、心を病む時間などなくなるよ。どうっしても食べたいならフライドチキンを、っていうか食べたい物をさっさと買って来たらゲームでもするか本でも読みなよ。コントローラーも活字も苦手ならば、ネットフリックスでもアマゾンプライム一気見でも上等な過ごし方でしょう。この現代社会、どうにだって楽しく過ごせると思うのですよ。

っつーか毎年毎年、この手の記事をネットやら雑誌やら、面白おかしく煽るようなメディア自体もいい加減、他に書くことねーのかと心底同情いたしますが、まぁクリスマスというキッカケで、何らかの消費をうながしたいのでしょう(と、しておく)。いずれにしたって好いて好かれてハッピーかつラッキーなひとたちはもちろん楽しくデートをすればいいだけなのです。独り者がどうこう思うことなど微塵もないのよ本来。

職場で周囲のUnder30の若者らがキャピピ♡と楽しげにクリスマスのプランを話しているのをBGMに、わたしはそんなことをボンヤリ考えておりました。

…そんな調子でぼやーっと帰宅後、聖なる夜(我ながら書いててめまいが…)にイッキ観したドラマはこちら: 

うーん、我ながら一体どうしてこれチョイスしたかなー。あ、Amazon Primeで無料だったからだ!でも観ておいて良かった。

第二次世界大戦時における、太平洋での戦地(これすなわち激戦地むしろ死地オンリー)に派兵されたアメリ海兵隊員数名の視点からひとつの物語が描かれています。さーっと観ていると、その次の瞬間、目の前で軽口を一緒に叩いていた主人公の仲間が頭を吹っ飛ばされたり、まさに奇襲というかゲリラ戦というか。結構驚きますが、これでも相当な美化をした上で再現しているのだろうとわたしは思います。

…で、そんなにも血と涙を流し続けたというのに未だかの国ときたら。 

lab619.hatenablog.com

よくもまぁ飽きもせず…三国志の次に来る記録でも狙ってんのか?今やもう戦争がビジネスであり、常時戦ってないと色々回らないんだろうな、と肩を落とす思いでした。人間の持つ底知れぬエゴよ。

あと、このドラマで唯一”あれれ?”って不思議に思ったのが、有色人種、特に黒人の兵士が描かれていないところ。南部の裕福な自宅の使用人としてだったり、帰還時の駅のシーンではその姿を一瞬見掛けたものの、ええっあの当時って黒人は兵隊にいなかったの…?それとも登場人物の分隊には、たまたま、誰一人として有色人種がいなかったのか…?

何せかのお国、しかも70年以上前の事ですから、率先して彼らを最前線に送り込みそうな恣意的な意図が働いても何らおかしくないお話ではありませんか。素朴にちょっと謎でしたわ。

知らない人同士がバンバン撃ち合って、ほんっとバカらしくなるよねって途中何度も思いました。一体何のための、誰のための正義なのでしょうかね。平和とされる世に生まれ落ちて良かったよ。ガラにもなくそんなふうにありがたく思えたクリスマスだったのでした。