前回はビバヒルで90'sの西海岸ライフへとタイムスリップしたばかりなのに、わたしときたら…それと並行して猛烈に見まくっていた動画があるのです。
ええっとそれが…告白致しますと、横山やすし師匠、いいえ!ここは親しみを込めてやっさんと呼ばせて頂きましょう!在りし日のやっさん動画の数々。
家族をして『ビバヒルとやっさん行ったり来たりって…頭ん中一体どうなってんの大丈夫…??』と中年女性の脳内を憂いていたのですが、自分でも理由などわかりません(笑)。
ただ、猛烈にやっさんの笑いを求めてしまいまして、と申しますか、コントよりも何よりも、わたし個人的にはあの御仁の日常(?)がハチャメチャに面白すぎて…もうダメまじムリ、盛大にツボりますコレ\(^o^)/
ていうかこちらの動画、再生回数をご覧になりまして…?こよなく愛しているのはね、わたしだけじゃないんだわねっ(爆)!これ見ると弱ってても元気になるもん(爆)。
最初から飛ばしまくりのやっさんです。奥様が運転する車内の助手席から『あの車なんてな、はよ追い越せやアホンダラあぁ!』みたいな謎のF1監督っぷりでスタート。期待が高まります。
途中、”ごっつええ感じ”で松っちゃんに『♪かーずやはまだ夢の中ー♪』とさんざん歌われたご子息もご登場あそばして(それこそビバヒルど真ん中時代にLAはロデオドライブにも平常運転=普段の出で立ちで降臨なさったのね…!やっさんさー、ロデオドライブはなんばの吉本劇場前じゃないワケよ!爆)、ワイドショーのレポーターに調子に乗せられりゃーケンカした話を嬉々として語る御仁よ。
ボートレースに御自ら出るシーンなど、いい走らせっぷりやなー!ていうか車の免許もお持ちでなかったのに、ボートは堂々乗るんスね(あ、結局セスナも免許などなかったんだったっけ…爆)と盛大に笑ってしまいました(爆)。
…かと思えば『(度重なる不祥事により、愛する漫才を)やめるっ…!!』と泣きじゃくったり、テレビのレポーターにキレてる途中に倒れて担ぎ出されたり、なんというかもうハチャメチャなカオス。破天荒だとかそういう一言では表現できません。混乱?混沌??とにかく全てがカオス。
後半、ドンドンお痩せになって乱れ髪、見るからに具合悪そうなのには胸が痛むのです。なのに…なのに…!一体なんなんあのハンチングに寄せた水兵さんみたいな謎のお帽子は!?そんなんいっつもかぶってるとね、こちらはどうしても笑っちゃうんだよ(笑泣)!
超笑えるんだけれど、一抹の哀しみが漂いまくっているのが未だわたしがひきつけられる魅力なんでしょうね。
さて、ご家族はいたくご立腹とのお話ながら、前述の松っちゃんキレッキレ時代に”ごっつええ感じ”のコントで一番好きだったのがこの”やすしくん”:
特にツボ直撃なのが”正味な話ぃぃぃ!”ってシャウトしながら布団にダイブする金縛り編と、エンドレスリピの『♪一八はまだ夢の中~♪』のフレーズね(笑)。たまりません(爆)。
セスナ運転しながらのクリスマスソングの替え歌バージョンも超~秀逸\(^o^)/
この二つの動画を交互に見つつ『根っからの芸人って、やっぱ昭和ではやっさんだけだわー』と、やっさんの師こと横山ノック師匠&キー坊(※注:やっさん談)こときよし師匠の、芸人らしからぬ政治方面への迷走(?)が超イヤだったんだろうなー、とても寂しかったんだろうなー、と勝手にシンパシィ。んで、後年やっさんも立候補するも落選(※さいっこーに激アツな敗戦の弁:『ドアホ!』\(^o^)/)っていうのもこれまた盛大なオチつきで愉快っちゃー愉快よ\(^o^)/泣笑
天才と狂気は紙一重と良く言われていますが、破滅型の天才って本当にいるのね…!とやっさん没後四半世紀以上が経った今でも、わたしは毎回うなってしまうんです。
うなってしまうんだけど笑ってしまう。あの姿と独特な話し方だけで笑ってしまうのに、どこか寂しそうで哀し気(それをビートたけしさんは”色気”と喩えました)。皆の目が離せなかったのもわかるってもの。
正味な話(←コレが!超言いたかったーっ!\(^o^)/爆)、こんな稀有な人います?!?ただしゃべってるだけで周りが笑うんだもの(ていうかあの関西弁だよ…!あの手のシャベリっぷり、やっさん以外からお聞きしたことない東女なもので)。今で言うところのポリコレくそくらえ状態の極めていい時代だけをやっさんが生きられたのは、むしろ彼にとっては良かったんじゃないかと思うのよね、本当に。
破滅型のやっさんとは対照的に、極めて立ち回りがお上手なかつての相方・キー坊は現在のお姿を時折テレビ越しに拝見するだけでも、その点めっちゃくちゃ図太い神経をお持ちでありましょうや。長生きしそうだよなー彼。