今さっきたまたま目にしたブレイキングニュースで、わたしはまっ昼間だと言うのに、衝撃のあまり目の前が真っ暗になりました:
すぎやまこういち先生…帰天なさったのですね…ってカトリックじゃないけれど、あのDQの世界観に一度でも触れた者ならば、厳かな教会の雰囲気と、人智を超えた天界があるって信じたくもなるもので!
個人的には何に一番驚いたって、この訃報が公表され、それに接したまさしく直前!わたしは何も考えず”たまにはいっちょドラクエグッズでも買って癒されるか…”とスクウェア・エニックスのウェブサイト界隈をうろついていたことなんです。
”オフライン版・DQ10が発売されるなら、わたしもいよいよ”Nintendo Switch”買うっきゃないかー、いやPS5にするかー迷うわーぁ”と思っていた。そしたらこのニュースだよ、信じがたくて同姓同名の違う方だと思ってしまいました。虫の知らせとしか思えないよ。
かつてすぎやま先生のお姿をコンサート会場で一度でも拝めたことは、わが人生に燦然と輝く、数少ない自慢のひとつなんです:
すぎやま先生の公式ウェブサイトでは、先生がこよなく愛する日本各地のお店をご紹介されていて”先生の太鼓判ならば!”と訪れた横浜の”奇珍”の卓においても、親しい友達から『生すぎやま先生!超いいなー出張で行けなかったから次回はコンサート一緒に行こ!』と羨まれ『泣きに泣いたわ、すぎやま先生の指揮ならば尚更最高だよ』と、中華料理を頬張りつつさんざん自慢しまくって、次の機会を心待ちにしておりましたのに…!
今や忘却の彼方・ズタボロの東京オリンピックだって、開会式でドラクエのBGMが流れた時にはネット民界隈と共に驚愕!すると共に”すぎやま先生はいらしてるのかしら…?さすがにご高齢だから不特定多数が集う場へと外出されるのはリスキーだよね、きっと…”と真っ先に先生のご様子をテレビの前で案じておりました。
先生のレベルは90まで到達なさっている!と存じてはおりましたが、次のドラクエ発売までは…!と祈るような気持ちで、淡路恵子さんの時と同様に信じていたのです。
もうザオリクも世界樹の葉も効かないのね。わたしがこの身を投げ打ってフルパワーで渾身のメガザルを唱えたとて、きっと不思議な力でかき消されるのよね。
実際ドラクエをプレイ中は”はあぁ?何なのふしぎなちからって!そもそも不思議な力なんて充分ありまくりだろ!”なんて悪態ついた時もあったけれど、今は哀しくて悪態すらつけません…。
これから予定されるというお別れの会に、もし一般参加ができるのであれば万難を排して馳せ参じたい所存。
わが心にはさっきからDQの”レクイエム”が流れっぱなしですが、今ハタと思いました。”そして伝説へ…”はこんな時にもふさわしいのかもしれないね、と。
すぎやま先生、ありがとうございました。先生が世に送り出されたドラマティックなBGMなしにはDQの独特なあの世界観は成り立たなかった!と世界中にいるファンひとりとして強く思います。どうぞ淡路恵子さんとドラクエ談義に花を咲かせてくださいませね。
だけどやっぱり信じられないよーーー。チャーミングな先生が指揮をしているお姿が頭から離れないよーーー。伝説の称号にふさわしい先生。。。