SO WHATブログ

我がロイヤルウエディングは来世へ持ち越し当確。そん時はみんな参列してくれよな(👈悟空)!

量産型中年ご婦人、爆誕?!

想像してみてください。同じような背格好の中年婦人が、冬の繁華街を連れ立って歩いています。

マスク着用ゆえお顔立ちを見分けるのが難しい上に、これまた同じように、ほぼ全身オールブラック感漂うアウトフィット。遠目から見ますと、不幸があった帰り道なのか、はたまたかつてのバンギャが令和の世で火を噴いているのか…といういでたちです。

とどめにバッグ………まったく同じっていう((((;゚Д゚))))

…あのですね?念のため申し添えますが、ここは歌舞伎町でもミナミでもございませんよ。超売れっ子のお姉さんたちが『きゃー♡このバッグお揃いで買って一緒に持とーよぉー♡』『買う買うー♡マジかわいーぃ♡』的に、示し合わせて買った場面では断じて、ない。

これまで個人的に”ぁ痛ぁーーーっ!”と額に手を当てたくなったり、”てんめー…あんだけ言ったっつーのによー!わかってんだろーな?!”と胸倉掴みたくなる(あらヤダわお下品♡喩えですよ、たとえ♡←やりかねないな自分…)バイオレンスな衝動にかられた瞬間、それは香水がかぶることだったのですね:

lab619.hatenablog.com

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このたび、謹んでそれにひとつ追加を。バッグ、ダダかぶりの件…お靴に比べて全身トータルで見た面積が大きいがために、もー気まずいのなんのってねぇ…orz

10年近く前(いいか?10年も前だぞ!前シーズンどころの騒ぎじゃないワケよ!!怒笑)、わたしの持つバッグをしきりに絶賛する年上のご婦人がいらっしゃいました。

『ああこのバッグですかーあざーす。絶妙な色も気に入ってますけど、こういうのってデザイナー交代すればいずれ廃版になるんスよねー』と都度返していたのが、繰り返しになりますが10年近く前。

わたしはバッグ・靴はわりとローテ派ゆえ、デザイナー交代に伴いそのバッグはもれなく廃版&型落ち、と。ここしばらく出番が減っていたのです。

月日は流れ去年の秋口。久し振りにお見掛けした彼女は満面の笑みで天高くバッグを掲げました。ええそうです、その手には前述の大絶賛、廃版・型落ちバッグ(仮称)が…((((;゚Д゚))))

うっっっわ色違い!!!素材まで同じだわ…マッジでよかったあぁぁー今日わたし、あのバッグじゃなくて…!!!((((;゚Д゚))))

おまけに先方、そのバッグがいたくお気に入りなのか、それ以降毎回毎回会うたびに連れて歩いていらっしゃる模様。なんなん、ペットか男の代わりかよ?!と軽く悪態つきたくもなるってもの(※自分も同じ独り身だというのに…\(^o^)/爆)。

っつーかそのバッグ、もう売ってないんだけど…?一体どこでどうやって入手したのだ…??それだけでも執念すら感じさせるに充分だわな…。ひえぇぇぇーーー((((;゚Д゚))))

事の顛末を、ファッション業界に生息するオシャレな友人相手に頬杖ついてブーブー遺憾のご報告をしておりましたら、彼らは爆笑しつつ口を揃えてこう仰るのですね:

『ありがち!んじゃさー、受注会にでも呼ばれるまでお布施して、別注でもカマしてみたらー?』、『あ、かぶらないバッグある!バーキンのソーブラックならOLダダかぶり率低いよー』

ぐぬぬぬぬ…イチOL・わたしの経済状況を熟知していながら…どこのOLがソーブラック片手に電車通勤するっつーのよ…!なんたる底意地の悪さでありましょうか(笑)!

量産型中年マジ乙、とひとしきり大爆笑され、わたしがなにゆえダダかぶり勘弁…とゲンナリしたのか共に考察してみたところ(ヒマ人っていいものでしょう?笑)、以下に結論づきました:

1:常日頃その該当者にアウトフィットのセンスの良さをイマイチ感じづらい

⇒某LV社の巨大なモノグラムマークがデカデカ入ったトートバッグをお持ちの方に、当方ピンと来るセンスを感じたことがないもので。あら、とてもリッチな方なんですねー、と思うだけです。夜のお商売に携わる方々か、インバウンド勢だと遠目でみなしておりましたもの。

2:思い返してみれば、ご婦人はわたしのアクセサリーやら小物やら質疑応答…が、その逆は皆無

⇒『その帽子どこの?』『ヨージのダブルネームっす』、別日には『それどこの?』『大昔のゴローズで家宝なんスよ』で会話が続かなかったお相手と、ファッションの話題が共有できるとは残念ながら到底思えませんのよ…。

3:やっぱりトータルで考えて同じセンスを持ちえないご婦人ゆえ、色々とご自重のほど…

同一人物が『ほら、私には唯一無二のオリジナリティがあるでしょう?』とご発言なさった時に、耳にしたこちらが恥じ入りたいような気持ちにさせられたものです。自戒の意味も込めて!

4:ごくごく個人的に考えるセンスが良い/おしゃれだと思う人はカジュアル上手である

⇒ゴローズのくだりでおわかりの通り、そもそも当方、基本どカジュアル・ストリートファッション・人種問わずアメカジ寄りなんです。赤文字雑誌育ちとは畑違いっすねーってなわけでアバヨ、ご婦人♡

何せわたくし、超オタク気質もあいまって、子供の頃から多分マンションの頭金になるぐらい=もはや概算額を出す気にすらならないぐらい、アウトフィットに付随するあれこれにはお金と時間つぎこんでる自負が…。トライアンドエラーの連発で、大失敗したことなんて多すぎて数えきれないぐらい。涙を禁じえません(微笑)!

ですからね、餅は餅屋、蛇の道は蛇(←え?意味違うって?)とでもお言葉を進呈したい気分でございます。てーかあのバッグいつまで持つんだろ…いえいえ、ものを大切にすることは良きことかな。サスティナブルな観点においても素晴らしいです(あら意識高っけーじゃないの!笑)。

終結論:他人と同じもの!っていうこと自体がイヤなのでは断じてなく、該当者の言動が香ばしめかつハテナだっただけ、と\(^o^)/

やー、街中でお見かけする若い娘さんがたを”うっ…二人ともまるで見分けつかない…”、”量産型ってこういうことだね?”なーんてひそかに思っていたわたしは超甘かったね。我ら中年も似たり寄ったりだっつー話だわよ。

そしてしみじみと思いました。一見すると何の変哲もないように見える、ごくシンプルないでたちであろうとも、自分はこういうひとなんだよ!っていう何かがひとつ身につけてあれば、そのひとの内面すら浮き彫りにするのだな、と。何せわが友・MりちゃんやK代さんのジュエリー使いとか、敬愛するY田さんのメガネって、まさにその人となりを表していて、ブラボー!お見事!だもの\(^o^)/

…しっかし、エディ・スリマン御大が目にされたら”つーか後生大事にサンローラン持ってないで、せめて現行のセリーヌにしてくれや”とさぞや驚かれることでしょう(笑)。

型落ち?そんなのSO WHAT精神のもとに愛用していれば、流行は繰り返すって言いますからね!と、超~今さらながら善人ぶってお茶を濁しておきます(笑)。