家でクラブ気分になど…orz
毎晩のように”あー、フラッとクラブへ行きたいなぁ”、”爆音で好きな音楽が聴きたい…”と嘆きたくなります。
ドラクエ8進行中のBGMは、近頃ずーっとこの手の大昔のクラブコンピレーションアルバムを:
こちらをUPしてくださった心ある方に駆け寄って手を握り、大声でお礼を言いたい!ってほどに懐かしさ満点!!!だって渋谷Furaだよ!?!フーラ!!!
15年ぶりに言語化しました『フーラ』。ご存知ではない最近生まれたばかりの若者諸君、言語化の際はラを下げて発音するのが当時の正しい発音です。
こちらのCDにはかの箱で終盤盛り上がっていたであろう、若者が集う四つ打ちトランス系ではなく(それはそれで悪くはないのですが)、そのもうちょい前、”おしゃれな大人が行くクラブ”みたいなイメージだった頃の選曲というのがこれまた泣かせどころ。
やっぱり、自分が足繁く通いまくっていた思い出たっぷりのクラブとは別に”まだ子供のころ憧れていたクラブ”というのも存在すると思うのです。
わたしの場合はティーンネイジャーの頃、西麻布界隈そしてフーラだけは”おっっっとなーーー!”と信じ込んでおりましたっけ。”フーラ行くならグッチの黒ワンピにミュールで、華原朋ちゃんばりで行かなきゃダメな場所だぁね…”と、我ながら謎に満ち満ちた当時のVOGUEもかくやのドレスコード設定。おいそれと近づけやしませんでした。ま、地方在住女児の思考回路なんてこんなもんすよ。
のちに”ラブジェネレーション”というキムタクと松たか子のドラマのロケ地だと知って”ほら見なよー!大人が仕事後の週末に遊びに行くところじゃーん!”と、確信と共にさらなるR18感を膨らませていたものでしたわ…。
…それが一体どこでどうなったことでしょう。いわゆる”大人”の年齢などとうの昔に超えたら”車だし、ゆーてもドアトゥードアっしょ、誰かに見せるわけでもないし快適さが一番♬”と、基本・上Tシャツに下スウェット着用。足元・グッチのミュール何それ?なエアフォースワン、手ぶらでポケットに車の鍵、IDと数枚の千円札に小銭チャリンチャリン。それでサッサと踊り狂って眠くなる前にスタスタ帰る…のでそれが正装かとは思いつつ、うーん、遠くまで来ちまったな感よ…。
”早くクラブ行きたいなーあとちょっとの我慢だなー”とダラダラ思っていた先日、『VUENOSがクローズだって』と驚きの一報を耳にした時には結構な衝撃を受けました。
エイジアとブエノスは道路を挟んだお向かい同士で大昔からあって、夜もとっぷり更けてからあの界隈を歩くと、夜のクラブ活動前の人たちばかり。どこかで一杯引っかけてから来るのでしょう、アルコールという燃料も入ってウォーミングアップ済。皆ワイワイ楽しそうです。
若かりし頃は”よっし!今夜はどこのクラブで遊んだろかい!”と同じような格好した友人らとお尻プリプリさせつつキャピピと歩いていたものでしたっけ…。あの界隈はそんなひとたちで溢れ、ガヤガヤ独特の雰囲気が漂っていて”THE・渋谷の夜”って感じで大好きな光景だったのに。
わたしたちがどんどん年齢を重ねていくのと似ているように、街もビルト&スクラップという名の新陳代謝を繰り返して変貌を遂げていく生き物のようなものなのね…と、妙にしんみりさせられました。再び何の心配もなく夜のクラブ活動ができるようになりますように(韻踏んでないよ)。