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我がロイヤルウエディングは来世へ持ち越し当確。そん時はみんな参列してくれよな(👈悟空)!

映画の間ぐらいさ、携帯から意識を…orz

情報社会こと現代。洋の東西・性別などその手におけるいっさいのボーダーを問わず、老いも若きも手元には何らかの通信機器がありますね。

もちろんわたしの手元にも。なくては電話が使えないので困ります…が、なくてもさほど困りゃしません(笑)。意図的に携帯電話との距離を取っているのです。あと重篤SNSアレルギー患者でもありますゆえ: 

lab619.hatenablog.com

スマホはあれっすね、1度使い出したら、もう余程でないかぎり、それがなかった生活には戻れないとわたしは思う。文明の利器とは本来そういうものでありましょう。

色々な情報が取れて、手元から世界に繋がることができるのです。とーっても便利!いい時代になったなぁ、とも心から思います。

たとえば一人旅の時、見知らぬ国の路地でも今自分がどこにいるのか、目的地までどのぐらいなのかを心細い思いで現地人に聞かなくてもすみます。イコール、やっばいヤツにぼったくられたり、騙されたりあわや犯罪に…!的な事件に巻き込まれるリスクはだいぶ減ります(あ、パリあたりでは白昼堂々、そのスマホ自体がスリに遭いますからね…しかも子供からもスられるという…)。

レンタカーに乗ってみたとしても、この後一体どこの角を曲がれば目的地のビーチなのか一発でわかりますし、行ってみたいスノッブなレストランへオロオロしながら電話せずとも、いっこうに返信が来ないメールを待って延々やきもきしなくとも(個人的にはよほど困った場合、ホテルにコンシェルジュがいるならば彼らに直行が正解かと♡)、さくっと手元からオンライン予約ができる。

オシャレなカフェー↑でひとりカフェオレを飲むわたし、自撮りだの風景だのをソッコーで撮ってソッコーでUP。日本にいる友達からコメントやら何やら舞いこんでイイ気分。…あらヤダどうしよう、道行くひとから現地在住って思われてしまうかも…♡←ないない

…前置きが長くなり&それました、本題。わたくし憤っております。

あれほど映画の前に”スマホオフしてくれー”、”マナー守ってくれー”と注意喚起がなされてお き な が ら。映画を見ながらなにゆえスマホを見るのか。

映画のエンドロールが流れ、わたしがひとり静かに涙を流す真横で、隣にいたパッと見ただけでわかる中年っつーか老人っつーか何の特徴もない、ごくごく一般的な主婦であろう高齢女性がおもむろにスマホを見始めた時など『いったい貴様には一分一秒を急ぐどんな用件があるのか?!?』と怒鳴りつけたくなりました。もちろん、実行しますと静かな映画館でこちらが悪者に成り下がってしまうのでぐっとこらえたわけなのですが…。

ねえ、たかだか2時間の映画すら最後までゆっくり落ち着いて見られないの?スマホはそこまで貴方に一体何を訴えているの…??

もしかすると”スマホユーザーでもない、LINEすらも使わないようなお前がガタガタ言うな”という意見の方がマジョリティな世界になっているのかもしれません。…が、わたしはやっぱりイヤなのです。映画を見たらエンドロールまで余韻に浸りたいし、そのためのエンドロールなんじゃないの!?!なんで赤の他人の携帯が至近距離でチカチカ光って、LINE着信音がチマチマ鳴るんだよ!!!

…以前、とある気の置けない友人と映画を見に行った時、彼は事あるごとにスマホをチェックし始めたのです。わりと忙しい営業職だということを知ってはいたけれど、それこそたかだか120分の短い時間。一体なんでそこまで?携帯の持ち主が彼なのか、彼の持ち主が携帯なのか…それってもうちょっとしたSFホラー気分、散々な気持ちにさせられたのもまた事実。隣の席にいるわたしまで同じ穴のムジナと思われているのか…と考えただけでこちらの方が恥じ入りたい心境に。

”やば、一緒に観る相手盛大に間違えた…”とうつむきつつ、二度とその友達と映画に行く事などねーわな、と静かに、だけどゆるぎない確信をしたものです。

映画って、日常からトリップできる方法のひとつで、その2時間のためにどうにか時間をやりくりしているひとたちだっているわけです(現にここにおります!)。お願いだからエンドロールまで余韻に浸らせて…!と切に願い、こうしてちょっとでも小さな声を上げるばかりであります。はぁ。