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我がロイヤルウエディングは来世へ持ち越し当確。そん時はみんな参列してくれよな(👈悟空)!

小学校6年生で受験生かーーー

コービー・ブライアントにまつわるさまざまな記事を読んでは泣き、生前のスーパープレイ動画を見ては滂沱の涙、そんな日々ですがまだ事故から10日やそこらなのですね…。

…と、今週に入ってからのこと。泣きはらした目のまま朝の通勤電車に乗り込むと、こんな光景を見かけたのでした。

それは小学校高学年ぐらいの子供が緊張した面持ちでリュックを背負い、その傍らにお母さんであろう中年女性、時としてはお父さんまでも一緒にいます。心なしか会話も少ないところを見ると、どうやら夢の国方面への気楽なお出かけではなさそうです。

”なんだろうこのシリアスさ…あ?!2月の頭は中学受験かー!!”と四半世紀以上前の記憶をたどり、思い出したわたし。

当方はバリバリ徒歩DE最寄りの公立通いの身ですから、中学受験とは何ら無縁の人間です。だけれども、昔わが家の近所に住んでいた女の子のことが記憶にあって思い出した次第。

確か5-6個年下だったその女の子。夏休みはこちらが海だプールだ、やれコンサートだ(V6ね、ウフ♡)と遊び回っていたのに、彼女ときたら現在もあるのかは存じませんが”N”とデカデカついたバッグを背負って中学受験専門の塾へ通っていたのです。

冬休みもお正月も猛勉強だと聞いていたある夜、いよいよ志望校受験前日だと知って、お気楽な年上暇人(あ、わたしッス)は彼女の家へお守りを持って出かけました。

忘れもしない、その日は買い物に出かけて”あ、そういやアイツ受験だったなーお守りでも買ってやっか!”と思い出して立ち寄った、原宿の東郷神社ハローキティだかキキララの刺繍がされたお守りを購入。それって…受験とか何ら関係なくない?!と今でこそ思いますが、まぁ若者なんてそんなものでありましょう。

受験生の家の玄関先で『ま、気楽に試験行ってきなよー』『学校なんてどこ行こうが何とでもなるからまじでさー』と買い物帰りのいでたちのまま、明るくお守りを渡した遊び人…じゃなかった、わたしの顔を見た瞬間、弱冠小学校6年生だった彼女は泣き崩れました。

泣きながら『これまで何年もずっと勉強してきたから志望校に落ちるのが怖い』と訴えたのです。後ろではご両親が予期せぬ娘の涙に驚愕の表情。

わたしはもらい泣き…するタマでもございませんでしたので『泣くほど完璧目指して勉強したならきっと受かるよ!大丈夫大丈夫!』と平常心でコメント。彼女はその甲斐あってか(いやいやいや。努力の賜物!!)無事志望校合格、と。めでたしめでたし\(^o^)/

…これがわが唯一の中学受験にまつわるエピソードになります。

そして今です。前述の、両親なり片方の親御さんが付き添っている子供以外に、自分ひとりで志望校へ向かう受験生とおぼしき子供さんも見かけます。

わたしはそんな見ず知らずの子供のきりっとした横顔を見るたびに”ひとりで立派だわ!おばちゃんも応援してるよ、がんばれー!”と心の中でエールを送っている者です。

多分に判官贔屓の気があるもので(自覚はございます、ええ)”んな両親付き添いで試験会場へ行くようなのよりも、心細くたってひとりで行く子の方が受かったりするものなんだよ!”、”一緒にいる両親はアタシと同じぐらいの年かな…つーかお父さんってば仕事休んだのかい…何も小学校受験じゃあるまいし…職場へは何て言ったんだろう…”などと内心では思っていたりいなかったり(笑)。

合格しても残念な結果だったとしても、自分の腑に落ちる結果を得られるといいですね。

そしてもうひとつ。受験だけで人生のすべてが決まりゃしませんから。ながーーーい人生、何が起きるかわからないものなの。たとえ進路が志望校でなくたって、楽しいこといっぱいあるよ、命まで取られやしない。世界は広いのだ!些末なことに気を取られ、小さくまとまるな!と、ひそかに激励している今日この頃です。