早朝のW杯日本の試合が善戦（だったそうですね！）で周囲がわいわいと感想を述べ合う中、わたくし本日全身黒（あ、わりとデフォルトだったりしますが…今日は本気です）で完全なる喪。
サッカー日本代表が敗退してしまったから…なのではなく（お茶の間ファンゆえなにとぞご容赦を）、歌丸さんご逝去の一報に打ちひしがれております…。
もちろん直接お目にかかった事があったわけではありませんが、物心ついたときから毎週日曜の夕方、日テレと言えば歌丸さん！だったのです。
わたしは祖父母が大好きで、子供の頃は毎週末のように泊まりに行き、何かと祖父母のところへ入り浸っては傍らでひとりで好きに遊んだり本を読んでいるような子供でした。
今は亡き大好きな祖母が、晩年”人志松本のすべらない話”を見ては孫と共に大笑いするような非常に笑いを愛するタイプだったもので（そもそも彼女の夫チョイスを見ただけで、それはあまりにも明白であったことよ…）、日曜夕方の笑点を見る事は祖父母宅においてはマスト。
ですので、わたしにとっては歌丸さんは司会者というよりも若草色のお着物姿で大喜利のメンバーで活躍されていらっしゃるイメージでした。お着物姿で『あたしはね…』とあの粋なしゃべり方。向かって右隣の円楽さんからおなじみ・死人ネタ（っていうの？）をカマされどついたりするのもお約束で面白かったものです。
歌丸さんのお姿をテレビで見るたび、そんな祖父母と笑いながら一緒にテレビを見た日曜夕方の思い出が沢山よみがえってきて、大昔の祖父に軽く面影が似ていた事もあり、もはや一方的に昔から良く知るおじいちゃん状態。
近頃は体調を崩されているとの報道に”ああどうかずっとお元気で…！”とかげながら祈らずにはいられなかった。
それが…！！昨日の仕事中にYahooニュースで訃報に接し、仕事中にもかかわらず小さく叫んでしまいました。
わたしのバカ！一度ぐらい高座を聴きに行けば良かったよ。遠くからの席でもお姿を見てみたかったのに。そんな事ぐだぐだ言ったところで、今や全てが実現不可能に。
したい事、行きたい場所、会いたい人は待っててくれるわけではないのだと当たり前の事ではありますが、普段は何かにつけて暢気なわたしもあらためて痛感…。
ショックがボディブローのようにきいてきますね…。
歌丸さんどうか安らかに、あの世でもうちのおばあちゃんたちを又ドッカンドッカン笑わせてください。
