物心ついて、ファミリーコンピューターの登場。時を同じくしてスーパーマリオブラザーズを初めてプレイしてから幾星霜。
新しもの好き・我が家のゴッドファーザーこと祖父だけではなく、今はなき祖母まで血眼で当時プレイしていた…という一家総出でドハマりした初代マリオ(ファミコン)、あまりの難易度に永久クソゲー殿堂入り扱いしているマリオ2(ディスクシステム)、セーブ機能がなくて笛吹きまくっていたマリオ3(ファミコン)、スーパーファミコン発売に大感激、兄弟の友人の家まで押しかけたというマリオワールド…からのマリオカート(同じくスーパーファミコン)。あ、番外編でゲームボーイのマリオランド(懐かしのモノクロ)。
我ながらよーやったわ…。このあたりまでは完全網羅されております。
当時、幼心に”この手のゲームができない男子ってダッセーなー”と思っ…ていたのではなく、堂々の言語化をしていたぐらい(子供って残酷!!)、マリオのプレイスキルをきわめて重要視していた、わりと奇特な女児でありました。
そんなわたしと主張を共にしていた、同好の士が幼馴染に一名おります。彼女は幼少期”一体どこから舞い降りた天使?!”というほど華奢で色白な愛らしい容姿を誇っていたのですが、あれよあれよと地上へと戻って来たという(←暗喩をお察しくださいませ♡)、とにもかくにも気の置けない同級生です。
遠方へ嫁いだ彼女が実家に戻ってきた際、連絡を受けて顔を見にちょっと立ち寄ったのが最後。
小学生の甥っ子&姪っ子に彼女のお兄さんご夫婦がリビングに集結し、傍らにはNintendo Switchとスーパーファミコンミニが堂々スタンバイ。『まずは4人でswitchのマリオカートやるよー』と当然のようにお兄さんが宣言。
初めて実物を触ったswitch、『マリオカート歴・かれこれ四半世紀以上だし!ちびっ子には負ける気しない!』などと息巻いたものの…立体的なコースにはアラフォーの使い古されたわが三半規管がおかしなことに。めまいでくらくらしてきます。
当然ちびっ子の圧勝でボコボコにされ『マリオカートってこんな近代的なコースじゃなくて平面だったから!』とむきになるわたし…ええ、彼らの親世代です(自覚しろ)。
子供を有頂天にさせた後は、お待ちかね・初代マリオカート\(^o^)/
ここで初めて平面コースをプレイするちびっ子『雪のコースでもないのに、どうしてこんなに滑っちゃうの…?』と困惑しきり。そんな21世紀生まれにも容赦なく襲いかかるわたしたち大人(←ほんっと鬼)。
『ロケットスタートができないんだけど!!』『コインがゼロになると当たり負けするワケ!?』『えっ?!アイテム取ったらもう同じ場所は取れないんだっけ?!』などなど、当時は当たり前にプレイしていたことが全然思い出せずにワーキャー騒ぐ40代。
…結果、運までも味方に付けたお兄さんが圧勝。ハンカチ噛んで悔しがるわたし。←われながら昭和感満載
ちびっ子たちが帰った後、我々は『ていうか何でBダッシュ(※初期マリオ)とか何度言ってもできないかなー?』『ジャンプする時、身体もジャンプしてたよ…あれはヘタなヤツがやるパターン!』『そもそも天性のセンスのなさ!』などなど、たかがゲームごときでエンドレスの悪態つきまくり。
最後のとどめは選抜メンバー(友人の兄・妹こと友人・わたし)にてスーパーマリオワールドに着手。昔取った杵柄・炸裂しまくり。手分けしてブルドーザーのごとくマップを開拓。無事最後のクッパ城をクリアした時、さすがに眼精疲労でグッタリ…。
1992年からの年月に思いを馳せながら、Around40の夜は更けていったのでした。