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我がロイヤルウエディングは来世へ持ち越し当確。そん時はみんな参列してくれよな(👈悟空)!

ウン十年ぶりの『要チェックや!』

初対面のひととのカンバセーションピース的な役割。わたしにとってそれは、手元や耳元を飾るジュエリーかも知れないし、時として愛用のニッチな香水やアロマの香りかも知れません。

でも何を隠そう、これまで特に同年代~少し年代が下であろうとも、その世代の男性相手にいっさいの外れなし!ヒャクパーに近い無敵神話ばりのヒット率を誇るのが、往年の名作”スラムダンク”。

大変に勤勉かつ、公私共々不真面目な要素がどこにも見当たらない!という聖人君子のような少し年下の男性上司が『スラムダンクだけは自宅にも実家にも全巻あるんです、大好きで何度も読み返しています』と切々と打ち明けてくださった時、わたしは普段、何があろうとも非常に穏やかで優しい彼のうちに秘められた闘志とド根性をそこに見て、”おっ!やるじゃんー!戦う時には戦えるタイプなんだねっ小暮みたいだわ!”と感じ入ったものです。←聖人君子にまでこの態度…写実主義ゆえ何卒ご容赦を…((((;゚Д゚))))

W井上先生のうち、井上雄彦先生(もうお一方は井上三太先生ね♡)のマンガは”リアル”新刊を去年ようやく読めたところでした:

lab619.hatenablog.com

だけれども、そもそも井上先生は誰が何と仰ろうと”スラムダンク”が金字塔。新しい装丁の完全版やら愛蔵版やら出た時も、買おう買おうと思いつつも、家の収納問題などで先延ばし⇒今日に至るのですが、たとえ新作の新しいお靴を一足分諦めようと、この春こそ絶対買おうとひそかに決意。 

決意したきっかけは予期せず訪れました。今やamazon primeでアニメ版が観られるのですね!主題歌!懐かしーぃ!でもいまだ歌詞なしでも余裕で歌えるー!春子と花道が海沿いを歩いているオープニング画像だとか、当時リアルタイムで観ていた記憶が蘇って超~胸アツ。

正直、最後のVS山王戦を毎週”週刊少年ジャンプ”誌面で追っかけまくっていた記憶こそ鮮明にあるものの、ストーリー超初期のエピソードはミッチーによるけだし名言こと『バスケがしたいです』心境吐露を安西先生へ伝えるシーンぐらいで、花道がバッシュを買いに行くシーンとか、リョータとの初対面とか、さんざんリアルタイムで見ていたのにも関わらず、すっかり記憶の彼方に。

対戦相手・ライバル校の牧や仙道君など主要ライバルの高校生ならざるルックスでいちいち面白すぎ!特に目の下のホクロがシブい色男・牧の初登場シーンなんて、制服の青みがかったグリーン(?)のブレザーが、まさに昭和893のド派手ダブルスーツにすらわたしには見えましたもん。なまじバスケで体格が良いから、さらにド派手&ド渋感が超過してるんだよ。だってフツー高校生のイメージって言ったら、彦一みたいなのがデフォでしょー?

あと今さらながら花道軍団の一員、水戸洋平の男気にはシビれまくり、両目がハート!バスケが上手な男前こと流川や仙道君よりも、断然水戸だね水戸。バスケマンガなのに一切バスケどころか運動すらやってないキャラなんだけど(爆)。今のこのご時世に果たしてどんだけこの手の漢(おとこ、とお読みくださいませ)が必要なことか…と、高校生らしからぬただならぬ気配はここにも。

その事を嬉々として20代後半の若者に伝えると『あぁアラフォーさん、ご存知ないんすかー?水戸はね、ネットでも未だに大人気キャラのひとりなんすよー?』と鼻で嗤われましたっけ。不勉強で失礼しやしたー。何せ記憶の彼方に遠ざかっていたもので。

アニメ版で最も切なくなるのはストーリーではなく、この物語において、ありとあらゆる全てにおける頂きの極み!こと、最後の山王戦までアニメが放映されなかったことでしょう。なんという尻切れトンボ感よ…何か問題でもあったのか…?と問いたくなる肩透かしだよorz

だからこそ、何が何でも愛蔵版を一気に大人買いせねばならないのです(えっ単なる口実?いいのいいの!)。桜木が安西監督にピークはいつだと問うシーンやら、流川とハイタッチするシーンを再びこの目に焼き付けなくては。涙、涙の予感。

全巻が我が家に届くまでは、アニメ版を引き続き見る週末といたします。はー、本当何事においてもいいものだよねぇ、役者が揃ってるって…♡!