相変わらずの日々を粛々と過ごしております。基本的に読みたい本か熱中できるゲーム、BGMに快適な寝具があればずーっと家にいられる性質。
先週など平日オフを取って目覚めたらまさかの14時前。”12時間以上寝たってわけね…”と時計を見て驚愕。そりゃあ毎年の健康診断で未だ身長が伸びてるわけだよ…!
時折電話で誰かと話せば、誰彼構わず『つかアタシ!とうとうスラムダンク全巻買ったから!井上先生が表紙描き下ろしの新装版を全巻!いいでしょ♡!』と声高らかに自慢。電話越しに絶句されようともSO WHATです:
電話を終えた瞬間にわが手元のマンガに手を伸ばし、再び物語の続きをひたすら熟読、と。もしこれが受験生の勉強に対する意欲ならば、完全に特待生枠狙いのガリ勉(死語?)だわ。
…で、ですね。スラムダンクは湘北高校関係者だけでなく、ライバルや相手校にもイヤなヤツは一切お見受けしない☆!という稀有なマンガなのですが(”リアル”はその点、本当にタイトル通りだと何度もしみじみ思ったよ…)、何周か読みますと、唯一”やれやれ…”と思っていた対戦チーム、ほらー大阪のアレですわアレ。
ほらほら、キャプテンがエースキラーって呼ばれてるカリメロ君で、まんまと流川の目を狙って負傷させる、ラン&ガンのあの学校………えーっと豊玉高校!←ガリ勉まだまだ足りないわーぁ\(^o^)/
その面々に対しても、一抹のシンパシィすら感じるではありませんか。
彼らは前監督のラン&ガンスタイルのバスケについていく!と心酔して高校へ来たんだそうで、その尊敬していた監督が去ってから着任した今の監督をまーったく認めちゃいないわけです。読んでいて新監督が気の毒になるぐらい、ほんとこれっぽっちも敬意どころか最低限のマナーすら皆無よ。
一所懸命チームで新しい戦略を立て直そうとしていたのに、言う事聞くふりすらしない高校生の小僧どもにナメられまくり、結果ブチギレた今の監督の気持ちも、現在アラフォーのわたしには理解できて、心中お察しいたします…なんだけど!!基本的に好きな(っつーか自分が”この人は!”って認めている)人の言う事しか聞かないよ、っていう極めて血の気多めな部員の気持ちの方がわたし的には非・常~に良くわかるという(笑)。
聞きたくないよね。誰の指図も受けないよ、知ったこっちゃないわなーだって雑音だもん(笑)。敬愛する監督が納得できる正当な理由もないまま学校を静かに去った後、自分らだけでやってきたのは尊敬する前監督のためだけに!って思うよね絶対。勝つことに対して手段を選ばないスタンスもそんな内情からで、カリメロが”エースキラー”ってひそかに呼ばれるようになってしまったのも、最初こそ不本意の事故だったのも、わかるわかる!わかるよ!!の連発で胸アツ。
我が性格を良く知る友人には『山王戦ひとつ前の豊玉戦を読んでみて!わたしみたいな言う事聞かないヤツが登場してるから!』って触れ回っております(笑)。
自分自身が高校生だった頃なんて、今や前前前世(なんという秀逸なタイトルであることよ…)ぐらいのはるか彼方遠い日々のことですし、あいにく熱中する事のすべては校外活動オンリーだったもので、ましてやチームプレイをや。スポ根や連帯責任だなんて自分の人生には存在しない!と決意して生きて来たもので♡
…だと言うのに、高校生の子供がいても何らおかしくない年齢の今現在になって、こんな風に胸いっぱいになるのは、我が高校生時代が不完全燃焼だったからなのでしょうか(笑)。
いやいやいや否だわぁ。何かに一所懸命熱中できること自体がいいなぁってことと、皆それぞれ色々あるよね、って事を実体験に基づき知ったからだとわたしは思います。
ほんといろいろあんのよマジで。いくら自分自身で頑張ったって、そうたやすく解決できやしないことばかり(それを知っているからこそ、既に頑張り続けていて心身消耗してしまい弱ってる人に対して『頑張れ』と連発したくはないのです)。
だけど皆それぞれが自分の日々を過ごしていかなくちゃいけない。そんなフテりがちな時にもスラムダンク、おひとつどーすか♡? 良きカンフル剤になることうけあいですよ。